劇場公開日 2020年7月24日

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「キオスクは大人のおもちゃ箱」17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0キオスクは大人のおもちゃ箱

2020年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

萌える

ナチスドイツに併合される暗雲立ち込めるオーストリアを舞台に、ウィーンから来た多感な少年の成長を描く。
少年が働くキオスク(煙草屋)は、大人になるためのツールが詰まった、ある意味“大人のおもちゃ箱”。戦乱に突入していく情勢ゆえ、否が応でも大人にならざるを得ない。それでも少年は、その現実を受け止めていく。
少年が妄想の中で好きな女子の前でカッコよく振舞ったり、憎々しい相手に強くなったりするのは、同じ男としてよく分かる。ただ、その妄想インサートが若干しつこく感じる点は否めず。

ヒトラーやナチ党員を何度か演じてきたブルーノ・ガンツが、こちらではユダヤ人のフロイト役というキャスティングが効いている。彼の最後の名演に合掌。

regency