劇場公開日 2020年3月6日

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「ワタシが化け物だったのかな」酔うと化け物になる父がつらい 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ワタシが化け物だったのかな

2020年5月18日
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鑑賞方法:映画館

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悲しい

楽しい

2020年映画館鑑賞34作品目

期待していたより良かった

漫画の吹き出しのような表現はあまり好きじゃない

松本穂香は今回演技が良かった
最近遅まきながら実写の『この世界の片隅に』を観たが最高だった
彼女は有能だ
やっぱり若手の役者を活かすも殺すも原作脚本監督特に演出する監督次第だなと痛感した

だが残念なのは松本穂香のガードが堅かったことだ
カラミも省略
脚本を何度読んでも脱ぐことに必然性を感じなかったのだろう
清純派だったのか
若い頃の島田陽子かよ
代わりに処女崇拝男が後姿全裸
父ちゃんも負けじと後ろ姿全裸はやばいところを上手に隠した
お尻の下の部分は男女ともに見せてはいけないものが見えてしまうことがあるから気をつけないとヒヤヒヤする

それにしても処女じゃなきゃ絶対にダメって男って本当にいるのかな
そんなことで腹をたてて暴力振るうなんて最低だし吐き気がするほど気持ち悪かった
見た目が清純とか清楚なんかより第一印象から信じられないくらい奔放でドスケベなほうが開放的で自由な感じがして大好きだ
でもそのくらい人は大抵の場合は女じゃなくてオカマなんだけど

スナックのママ役の安藤玉恵の顔ぢからは相変わらずすごい存在感

酒は飲んでもあんなふうになってはいけません
東京に住んでいた時は駅でああいうの毎日のようによく見かけた
地方はクルマ社会だから酔っ払いに絡まれることが滅多にないから嬉しい

お母さん生きているうちはコメディーだけど自殺したらコメディーじゃなくなる
とうちゃんもガンで死ぬ
30代で両親を無くす気持ちってどうだろう

最後は泣いて終わり

なぜか父ちゃんはソフトボールをしているときかなり昔のファイターズの帽子を被っている
高橋直樹高橋一三ミッチェルの時代70年代
野球も恋しい

野川新栄