「たしかにいけ好かない人物ではある」ある女流作家の罪と罰 なおさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5たしかにいけ好かない人物ではある

2019年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

劇場公開されるかと思ったが。
原題のニュアンスはどの程度なのだろうか。「お願いだから許してもらえませんか」「許してくれませんか」「許してね」など色々考えたが。丁寧さ/切実さの度合いをどう捉えるかだろうか。
今は人より猫が好きで、なまじ一度売れただけにプライドもあるし妥協できないリーは、好感は持てないのだが追い込まれていく状況をもっと「うまくやる」ことができるのならもう少し違ったのだろうに。という序盤だったのにそこから様々な面を見せる複雑な人物を、笑いを封印したマッカーシーが好演していて見ごたえがあった。
ただ「愛されたい」「認められたい」ということに収束していったようにおもった。

なお