「総じて面白い」ダウト　嘘つきオトコは誰？　Scottさんの映画レビュー（感想・評価）

婚活パーティーに10人の魅力的なオトコがいるが9人は嘘を付いている。残りの1人が運命の人だ！っていうミステリー設定がいいんだよね。

経歴詐称とかの嘘だと思って観てて、有名人は嘘つきようないしどうするんだと思ったんだけど、小さな嘘でいいんだよね。主人公は「たとえ小さな嘘でも絶対に許せない」設定だった。

それでも堀田茜が表情をすっと厳しくして「ダウト」ってやるところはかっこいいし、ミステリーあるあるも使いながら、前半は軽く楽しく観られたな。

後半は婚活パーティー後の話でストーリー設定なんだけど、ここは少し真面目にミステリー要素を作ったから、そのぶん軽さが薄れて残念だった。

それに映画の最初で伏線張ってるんだよね。そこから考えると「運命の人はアイツしかいない」って早い段階で解っちゃて、その後は予想の範囲内で話が進むから、盛り上がりには欠けたな。
でも伏線はるなら、あのタイミングぐらいだし、他に良さそうな伏線もないし、しょうがないか。

「イケメン10人集めとけばいいんでしょ」って言う感じの潔さも良かった。観客席もその狙い通りに女性客が多かったし。

イケメンの決め顔って、同性から見るとちょっと笑っちゃうけど、あれは、あれでいいのかな。
美人のキメ顔も笑えるけど男性だと気づかないだけとかかな。