劇場公開日 2019年8月2日

「■感じたこと(一番伝えたいこと) とにかくあの世界観が、この現代の...」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー ゴリラ紳士さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5■感じたこと(一番伝えたいこと) とにかくあの世界観が、この現代の...

2020年4月27日
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■感じたこと(一番伝えたいこと)
とにかくあの世界観が、この現代のグラフィックで復活したことに感動したし、目頭が熱くなった。水のリングとかは無くなってたけど、いい感じにブオーンとゲマを詰め込んでいた。そういえばお父さんはフローラを選んでたな。俺のソフト使ってめちゃめちゃ進んでたお父さん。こっそりプレイしたらアンクルホーン仲間にしててさ、娘はイオナズン使うしさ。めちゃめちゃ興奮したな。パワプロくんは俺がこっそり特訓してな。

キャラクターが、イメージにかなり忠実に、主人公は佐藤健、パパスは山田孝之、さんちょはケンコバ 、ビアンカは有村、はるのフローラ、坂口健太郎のヘンリー、吉田鋼太郎のゲマ。皆自然に役になりきっていて、ゲームの中でもドラクエは音声がないのに、声でキャラクターを再現する役者や、そのキャスティングに驚いた。

1時間40分という時間で、子供→奴隷→勇者→結婚→石化(8年)→エンディングを詰め込んでのはすごい。もっとみたくなる、もっとプレイしたくなる、そんな時間の使いかただし、終わり方だった。

エンディングは賛否両論だと思う。実際にミルドラースが出てくるのではなく、ミルドラースが出てくる場面に感染したウイルスによってドラクエの世界が壊され、あくまでも所詮誰も存在しなくて、ゲームでしかないんだって観客に認識させる。

それでも主人公がドラクエは確かにゲームだけど、そこで過ごした時間、そこで出会ったキャラクターたちは確かにあの瞬間、私たちのこころの中に実在したし、掛け替えのない思い出であることを強調する。

そこでドラゴンクエストのスト^リーだけではなく当時、そこで感じたことや、一緒にプレイした人や場面に出会うことができる。ミルドラースは見たかったけど、この終わり方も個人的にはすごくいい、ゲームの価値やドラクエが僕らにくれたものを考えさせてくれる機会となった。

■ストーリー
展開が早い。まあ子供のころを描きたいわけじゃないから、しょうがないけど、あまりにもヘンリーがさらわれて、パパスが殺されるまでの展開が早い。

ここの感動が薄い。やはりゲームでは、パパスが絶対的な安心感をもっていて、それまでも自分で旅をする。れヌール城や妖精の国を。そう言ったプロセスを得て、パパスがいなくなるのは本当にショックだった。あの馬のやつと超こええよな、ゲマもやけど。

■評論
やっぱりドラクエ5を好きであればあるほど最後の浅いメッセージに納得がいかないというのもわかる。ゲームの世界だって、それでもかけがえないいんだって、言われなくとも心の奥底でわかっている。それでもゲームと作ってくれたひと、そして確かに存在した主人公や周りのキャラクターへの愛を込めて、こっちはやり尽くすんじゃないか。制作側だって最後まで作り続けるんじゃないないのか。それが愛だろ。浅い言葉で5を語るな。俺たちは感じている。
→こんなに映画の評論で熱くなったのは初めてかもしれん。もっと自分を感じろもっと人の意見も感じろ。そこでばちばちさせるんだ。最高。

ゴリラ紳士
ぺーさんのコメント
2020年6月8日

すごく共感しました。
あのストーリーを映画の時間に合わせてわかりやすくまとめてくれた、そもそもドラゴンクエストを映像作品にしてくれたことにまず感謝の気持ちが来るんですよね。

ラストも私は監督の気持ちに共感した人なんでスッキリ観れたんですが人それぞれだなと思います。
かと言って観ようか悩んでいる人に観るなという人は違うなと思いました。

ぺー