「「思いやり」という勇気」映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「思いやり」という勇気

2019年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

あまりの評判の高さゆえに、上映館が拡大されて
近くのシネコンでも観られるようになったので早速鑑賞!

か〜〜わ〜〜い〜〜い〜〜!!!!(笑)

キャラクターの設定やら世界観が最初にちゃんと
説明されるので初見の人でもスッと入って行けます。

ほんのちょっとした微妙な線の動かし方で表情が伝わって来るし
それぞれのキャラクターは喋らないけど、
いのっち(井ノ原さん)の軽いツッコミもあるナレーションが
イクメンお父さんの読み聞かせの様で心地よい。

登場キャラクターがみんな弱気で

普段なら絶対真ん中に出ようとしないすみっコたちが

「思いやり」と言う勇気を糧に頑張るお話。

観た人たちが泣けるって言ってる意味がよく解ります。

この年末年始、
嫌なことを忘れて優しくなりたい方は是非!!

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

昨今、世界中のアニメの技術や水準が凄く上がってきて

日本のアニメが一番!とは、もう言えない時代ですが

今作の様なシンプルな絵を動かすのは

やっぱまだまだ上手いんじゃないかな〜〜

私がよく聴く映画紹介のポットキャスト
入江悠presents「僕らのモテるための映画聖典」の中で
昨今の子供向け映画が「大人も楽しめる」と言う事に拘って
逆に子供に解り難くなってるのではないか?
と言う問いかけに対して「すみっコぐらし」は
子供もストレートに解る映画!と言う紹介をしていた。

その視点は大事だよね〜
小さな子供が把握できる世界観や時間の流れ、
大き過ぎない話の作り方、よく出来てたと思います。

私が観に行った時に隣に5歳くらいの女の子が座ってて
最初はケラケラ笑いながら観てて
最後はグスグス泣いてた〜良いなあ〜と思いました。

幼い心に素直に優しさを届ける映画って必要だと思います。

@お勧めの鑑賞方法は?
お父さんお母さんは是非子供さんに観せてあげて欲しい。
安心して子供に観せられる作品だから
お父さんお母さんと映画に行ったな〜
帰りに食べたオムライス、美味しかったな〜みたいな
楽しくて優しい思い出を作ってあげて下さいな〜〜

それと映画館の方にお願い!!
こんな優しい子供向け映画の上映前に
あんまり怖い映画の予告編は流さないであげて!!

星のナターシャ