閉鎖病棟 それぞれの朝のレビュー・感想・評価
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スカーレット
朝日を拝むのは「なつぞら」か。狸の焼き物など朝ドラオンパレード。
小松菜奈がレイプされまくる話。不愉快。
#MeTooネタか?
最後はクララ。盗作もほどほどに。
綾野剛が発作を起こしたときに入ったのが閉鎖病棟のようだけど、それ以外は極めて開放的。表題の必然性が稀薄。そもそも、ストーリーとして綾野剛、要るか?ただのイケメン枠。なんの役にも立たない。
小松菜奈の病院逃走後の回想も必要ない。「それぞれの朝」というコピーのためだけに無理矢理やっただけ。小松菜奈自身は熱演だったけど、必然性のないシーン。
重箱の隅が気になる者としては家にも帰れない小松菜奈がそのあとどこに保護されたのかのほうが重要。警察に行っていれば鶴瓶は罪を犯さなくて済んだのにね。
綾野剛の発作の対応も渋川清彦の扱いも病院がずさんなだけ。というか、あんな病院ない、ありえない。見ていてイライラする。それでいて医者と小林聡美の上からドヤ顔は理解できない。なぜ医師会推薦映画なのか?
死刑は規定の時間絞首したら執行したことになり、解放しなくてはいけない。そっからおかしい。
もっと冷静に考えて欲しい。
不貞を働いたくらいで殺しが正当化されるか?3人も。
なついた女のコの復讐で殺すまでするか?
やり過ぎでしょう、いくらなんでも。ハンムラビ法典だって過剰な復讐を禁止したのに。
「咎めますか?その優しさを」
咎めるよ。殺人なんだから。優しさではない。
90万人が涙して、映画館でも泣いている客がチラホラ。
この国の倫理観が恐ろしくなった。
非常に良かった。 また、演技力も皆さん非常に素晴らしい。 人の痛み...
非常に良かった。
また、演技力も皆さん非常に素晴らしい。
人の痛み悲しみ辛さ、人をいたわる思いやる心&優しさ などが、じわじわと観る人の心に響いて来る映画。
観終わった後、良い意味での余韻が残ります。
ー追伸ー
人は、たとえそれが身内じゃなくても、誰かしら自分自身を思いやってくれる人がいるだけで、苦難があっても、前に向けるし立ち上がることができるということに関しても上手く表現できていたと思います。
切なさにあふれる
人の居場所とは?狂気とは?罪と罰とは?....色々考えさせられる映画でした。
死刑で死ななかった男:秀丸(鶴瓶)、幻聴に苦しむ男:チュウさん(綾野くん)、DV被害者:由紀ちゃん(小松奈々ちゃん)...それぞれに事情を抱え、それでも生きていく。そして、最後には生きる気力を見せてくれました。精神病院という狭い世界から、なんとか飛び立っていった彼らに幸せが訪れたらと、思わずにはいられません。
うーん、難しい
原作作者が気になって鑑賞。映画が云々というより、精神病棟で暮らす患者さんたちのおりなす日常がおもしろかった。当の本人は楽しんでいる場合ではないのかもしれないが、そこはそこ。毎日顔を合わせていれば何かが起こるのは当たり前で、外の世界よりも一人ひとりの個性をみんなが認め合えているように見えるから不思議。その不思議を私たちがしっかりと受け入れることができるかどうか。ずっと生きることに純真に真っすぐな人たちの物語だと思う。
つらくても立ち上がるのは
言葉にすると、なんか陳腐なかんじになりそうで。つらくて、痛くて、何も言えない。息がつまりそうで、くるしくて、それでも立ち上がった人たちの話なのかなぁー、なんか言葉にするとなんか違うなー、もうわからない。けど、どうしようとない時に立ち上がるのは自分一人の力なんやけども、でも、誰かが誰かを支えてるんかなって思う映画でした。
この感情を言葉にできるだけの日本語力というか、語彙力とか表現力がなさすぎる。
どこの世界でも、朝は訪れる
こぼれた涙を蒸発させる為に 日が照る朝を
飽きもせず こりもせず 待っている 待っている
全部が報われる朝を
心を失くすのに値した その喪失は
喜びと悲しみは 引き換えじゃなかったはずだ
希望なんて いとも容易く投げ捨てる事はできる
心さえ 心さえ 心さえ なかったなら
アスファルトより“土” 鋼鉄より“人肌”
無意識に選ぶのが 冷たさより温みなら
その汚れた顔こそ 命にふさわしい
amazarashi / 命にふさわしい より並替えて抜粋
世界から拒絶された疎外感
世界から隔離された劣等感
この感傷がさらに
患者ではなく“病人”と特定されたヒトたちを
精神的に追い込む。
そしてやましさもなく迫害した群衆は安心する。
病人ではないのだから、病人とは違うのだから、と。
“アレ”な患者がいる病院なんて
はっきり言って一歩も足を踏み入れたくない。
そんな患者がいること自体、忘れてしまいたい。
わたし自身もそんな嫌悪感を抱いている
群衆のひとりでした。
その嫌悪感が大きく膨れあがり
罪悪感となってわたしに返ってきました。
初めてです。
映画を観て吐き気とめまいに襲われたは…
そんなわたしにとっては
『ジョーカー』より『岬の兄妹』より
本作『閉鎖病棟 - それぞれの朝 - 』の方が
よっぽど「本気でヤバい」レベルの作品でした…
患者の振る舞う日常の描写を観ているだけで
こころが寒々する…
加えて女性に暴行するシーン、
それも同じ女性が別の男から2回も…
「もう、退席してしまいたい」と思いながらも
罪悪感に対する自責の念と言いましょうか
せめての罪滅ぼしのつもりで
目をそむけずに、直視しなければいけない。
という使命感を強く感じ
なんとか最後まで見届けることが出来ました。
そして気づく。ああ、映画だったのだと。
フィクションで良かったと。
そう安心した一方で、もう知ってしまった。
差別意識が、こんなにも強い意識が、
ノンフィクションの部分で
わたしにもあったということに。
そんな、自分に、嫌気がした…
閉鎖され世界、隔離された施設が
なにも病院や刑務所とは限らない。
世界には目には見えない境界がある。
壁がある。内に閉じたこころがある。
でもこの世界に、各々のこころに
さらにいくつもの空があるように
それぞれの空に、日が照る朝が必ずくる。
その朝日が放つ熱が、
他者から受けた愛情の温みとおなじように
【立ち上がる勇気を与えてくれる】
そんな気持ちにさせてくれる作品。
鶴瓶師匠!さすがです!
綾野剛さんは近作『楽園』での役柄に近いところもあり
本作のさらに内面を掘り下げている作劇も相まって、
演技の良さが光ってみえました♪
今回の小松菜奈さんは辛い役どころでしたが
彼女が持つはかなさと、凛とした強さのイメージを
うまくキャスティングしたな!
よく菜奈さんも受けてくれたな!と思いました。
本作における完全な悪役・渋川清彦さん。
最低な役まわりでしたが、つまりは最高な演技でした!
精神病院の描き方
原作は現職の精神科医・帚木蓬生のベストセラー小説。精神病院を描くのは、本当に配慮がいるし難しい。とにかく綾野剛がよかった。あと大窪人衛さん大活躍!クライマックスの後、もう一展開くらいあるかなと期待したが、なんとか収まりの良いところで結んだという印象。
金返してほしいレベル
始めに、リアル閉鎖病棟を知るものとしては、この映画は茶番です。リアル閉鎖病棟を冒涜してると言ってもいいくらい。本当の閉鎖病棟はこんなんじゃありません!
ドラマとして観るなら良いと思います。NHKが好きそうなネタです。でもカッコーの巣レベルの映画を期待して観に行った身としては、金返してほしいと思いました。何度も途中で帰ろうかと思いました。最後まで観ましたけど…。
本当の閉鎖病棟の病院は、管理があんなに緩くありません。飛び降り自殺とか、離院とか、死んだ患者の遺骨を飾るとか、刃物の所持とか、いくら田舎の閉鎖病棟でも基本的にあり得ないです。それとも日本のどこかにはあんな管理体制の病院が存在するのか?もしそうだとしたら厚労省にお叱りを受けるレベルだと思います。だからあれが本当の閉鎖病棟とは思ってほしくありません。観ていてイライラしました。★は付けるに値しません。但し、一つだけリアリティーがあったのは、患者が外出、外泊中に亡くなるのはよくあることです。
原作はリアル精神科医とのこと。映画はダメダメだったけど、原作は読んでみようと思いました。
真面目に作られているが、証文の出し遅れ感もあり
妻と母親とを殺して死刑を宣告された梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。
が死刑執行の際に生き延びた彼はその後精神病院をたらい回しにされて生き延びていた。
現在彼が暮らすのは長野県の六王寺病院。
そこには、幻聴に悩まされて自主入院をした塚本中弥(綾野剛)もいた。
ある日、母親に連れられ18歳の少女・由紀(小松菜奈)がやって来るが、彼女は義父に性的虐待を受けて、心を病んでいたのだった・・・
といったところから始まる物語で、帚木蓬生小説『閉鎖病棟』を監督も務める平山秀幸が巧みに脚本化している。
演出も至極真っ当で、行儀がいい。
過剰な音楽などもなく、役者の演技を最大限に引き出している。
が、映画としてはそれほど面白くない。
1994年に出版された小説の内容が、現代となっては、やはり少々古臭くなっているような感じ。
いまどき、こんな「閉鎖病棟?」と思ってしまうし、患者の状態に合わせて、もっと区分けして対応しているんじゃないかしらんとも思う。
話としては悪くない。
主人公3人の心情もよくわかる。
が、最大の欠点は、死刑執行で生き延びた設定が活かされているとは言い難い点。
別に、そんな過去なくても十分じゃないかしらん、な感じがしました。
で、原作小説、読んだかしらん・・・? と気になっていたので、調べてみると、ありゃま、この小説、以前に映画化されている。
『いのちの海』というタイトルで、2001年に公開されている。
たしか、舞台挨拶付きの初日に銀座シネパトスで観たような。
そのとき、難しい原作を巧みに映画化したなぁ、とも思ったものです。
ついでながら、当時のキャストを並べると、秀丸=中村嘉葎雄、塚本中弥=頭師佳孝、由紀=上良早紀(新人)といいうもの。
集客力弱し・・・ですが、由紀の設定は原作に近い中学生ぐらいだったように思います。
号泣して服の袖がビショビショになった
この映画を見ていて、人間の心の脆く儚い部分が凄く描かれていて、共感し過ぎて号泣した。
本作で一番良かった部分がセリフの中で「頑張れ!」というが一言もなかったことだ私の尊敬する立花孝志が言っていたことだか「頑張れ!というのは命令であって、人は勝手に頑張る時になったら頑張るからそっとしといてあげなさい」その言葉にこの映画が凄くリンクした、今心が不安定な人に私は言いたい「頑張らなくていい、疲れたら休んでください」それがこの映画のメッセージでもあると思う。
キャストの圧倒的な演技力
ストーリーの展開は余りにも重く
またキャストのパフォーマンスがとても素晴らしいので現実味も増しエンディングには
私自身が何処かに取り残されたような気分になった。
綾野剛さんの「事情を抱えていない人間はいない」と言ったようなメッセージも心に強く残った。
確かに悩み事をオープンにはしていないだけで何かと戦ってる人は多いと思います。
一方でこの物語のようにそれ程世界はドライではないと私は感じます。
作者の帚木蓬生さんは精神科でお勤めになりながらの執筆との事なのでリアルにこの物語のような事情を抱えている人も身近にいるのかもしれない…と振り返ることができたなら、どういった「人」に対しても様々な角度から理解の目を向けられるのかもしれません。
それぞれに宛てて
苦しいからって死ぬことはない
ただ弱っている心にそんなことは届かない
頑張れと言ったって無理だよ
もう散々頑張ってるんだから
ここにいる人たちと外にいる人たちと何も変わらない
みんなそれぞれに何かしら思うことはある
「みんな違ってみんないい」と誰かが言っている
その人でさえ人に言えぬほどの苦悩の中からこの言葉を発している
辛い時は辛い、誰だって
みんなに朝が来てくれたならそれでいい
悲しい映画だった
悲しい映画だった。
明けない夜はない、というメッセージは伝わった。
綾野さん、小松さんなら、間違いなし、という予想も、当たってた。
でも、言いたいことは、なんだったのだろう。
原作を読んでみようかな…
守ろうとする心の強さと優しさは半端ない。。。
観終わり 1番強く感じたのはそこかな。。。
偏見もわかりやすく描かれていて、更に謎の女として生きて行こうと心に誓えたかも。。。(笑)
当事者として悩みは、オープンか、クローズかという事。
あたしが知りたかった意味は出なかったけど、
感受性強いあたしは 序盤から涙が止まらなかったです。。。とにかく観て、感じ、考えて欲しい 映画だと思いました。。。
深い闇はいつ誰にも起こり得る。
過去に、現在に、そして、未来かもしれない。
泣きやすい人は
心が優しい
よく笑う人は
緊張しやすい、、、etc。
どこかで見たことがある言葉です。。。
皆、何かしら感じ取れる 映画かと思いました。
キャストには入院時にあーこんな人いたなぁ、、、と
思うほど、入院中あたしの時と似過ぎててなかなかの
キャスティングだと思います。
とにかく観て損はないかなという感想かな😊
当事者にしても、関わりある方でも、健常者の方でも
何かしら感じ取れる映画だと思います。。。
映画の影響。学ぶ事多いですね。。。
カッコーの巣の上で
閉鎖病棟とかけて、
カッコーの巣の上でととく、
その心は・・・。
カッコーは、
病院を舞台にした人間の尊厳と自由がテーマ。
いわばアメリカ型なので自由もセット。
入院患者のチーフや仲間とジャック・ニコルソンの間に自由と尊厳という意味が静かに浮かびあがってくる。
閉鎖病棟は、
病院を舞台にした人間の尊厳と仲間と生きるがテーマ。
いわば日本型なので助け合いもセット。
入院患者のチュウヤや仲間と笑福亭鶴瓶の間に助け合うという事と尊厳の意味が浮かびあがってくる。
その心は、
どちらも、
尊厳と自由と共存が大事です。
悲しみ漂う作品、しかし泣けない
死刑制度や司法制度あるいは犯罪学とか、罪と罰とか、家族とか人間関係とか、心の病とか暴力とか…観賞というよりも色々と考えさせられる事柄が多くて、単に面白いとか楽しいという表現ができない。
展開やストーリーには全くリアリティは持てなかったのは必然的なことなのかもしれないと思ったし、むしろあれだけの物語を違和感なく伝えていることに凄さを覚える。
俳優陣の熱演が強烈な作品への吸引力を作り出しているように感じた。
悲しみを作り出している作品なのに全く泣けないと思ってしまった。しかし、あらゆる感情や思考を刺激して止まなかったのは、この作品の役者全員の素晴らしいパフォーマンスがあったからこそ。それを引き立てようとしている明確な映像構成も非常に分かりやすくありがたかった。
社会に潜む難しい問題を分かりやすく重々しく伝えてくれる映画だった。
思っていたよりも重くて哀しかった😢 精神病院じゃないけど、障害者の...
思っていたよりも重くて哀しかった😢
精神病院じゃないけど、障害者の支援施設のお手伝いに行った時の利用者さんを思い出して、そこにいる人がみんな"狂っている"わけじゃないってことを改めて思ったかな。
ただ、ハッピーエンド派なので、こんなやるせない終わり方は好きじゃない。
物語としては完璧
重いテーマですが物語としてはギリギリの人生を生きる人との絆に感動しました。ただ、実際の閉鎖病棟って?あんなふうじゃないですよ。
あの病棟は開放病棟に近いです。また、チュウさんが、任意入院でなのに、なんで閉鎖病院にいたのかもちょっと納得いかんです。管理についてちょっとでも大きい声を出したら大ごとなのに何回も問題を起こした男、なんで野放しにしとくのでしょうか?
混ぜ過ぎ。。
まず、閉鎖病棟でない。これがタイトル詐欺。
開放病棟、閉鎖病棟に入る人が混在。。
更に誇張し過ぎの部分あり過ぎ。
・病院内で殺された人。。あのレベルを一人で放置しないしずっと付き添わない。
・カメラ小僧、あれもあり得ない。
などなど、、誇張し過ぎのごった煮。。
まあ、個人の過去事情を深掘りする演出はあり。
病棟の退院、失敗時には戻ってきて良いの部分は任意入院の基本だから描かれていて納得。
実情知ってる人間にはおかしいと感じる部分は多々あるが、まあ、見て損はないというレベル。
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