劇場公開日 2019年11月1日

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「閉鎖病棟ではなく開放病棟」閉鎖病棟 それぞれの朝 将統さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0閉鎖病棟ではなく開放病棟

2019年11月10日
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金銭も自己管理で、所持品(特にカメラは病棟内に持ち込めない)も自己管理、よく外に出ている、1994年が原作だとしても、閉鎖病棟ではないなと思いました。当事者研究のポスターがありましたが、1994年にはやってないです。日本では北海道のベテルの家がはじめたのは2001年から。任意入院も1998年(法律に明文化)から。そのかわり健常者からの差別的行動や言動は入れすぎなくらい入ってます。製作者が本当に表現したかったのはなんなのか?正直、あきれるおもいです。役者には罪はないと思っています。人に煩わしく扱われた人々が助け合って生きる姿だけは2点の価値があるとおもいます。あと、医療従事者の仕事が責任問題に発展するレベルで、ぜひ、映画館に観に行ってください。悪い見本としてなら最高の1本です。あくまでフィクションとして見てほしいです。そこにあるのは誰かがイメージする精神障がい者の世界で、現実と同じところは助け合うところだけ、製作者はもう少し勉強してほしかったと悲しい気持ちになりました。

将統