劇場公開日 2019年11月1日

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「キツい。」閉鎖病棟 それぞれの朝 はうる129さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0キツい。

2019年11月3日
PCから投稿

若い頃、仕事で大失敗し、会社に大損失を負わせてしまいました
会社の規模から今思えば、それほどの損失ではなかったのだろうけれど、若い自分は「死をもって償うしかない」くらい思い詰めておりました
異変を察した支店長が精神科に一緒に行ってくれ「閉鎖病棟」ではなかったけれど、本作に登場する方々と約1か月過ごしました
身体のどこもケガや内臓の病気もしてないのに入院しながら制限時間内で屋外でテニスとかしてる自分ら
「退院しても大丈夫ですね」と言われた時は嬉しかった
でもね、アパートへ帰った途端、不安と恐怖感ですぐ病院へ電話したんです
「今すぐ病院へ帰りたい」
「お薬を飲んで静かに過ごしてください」と女性の事務的な言葉で入院を拒まれ、カッターナイフを持って朝まで過ごしました
あれほど怖い思いをした夜はありません
あの夜、よく死ななかったな

鶴瓶さんと小松さんが演じた人物像は現実とはかけ離れ過ぎていて想像も理解もできません
でもね、境遇は違えども精神科に入院した身としては「チュウさん」の気持ちは分かるのですよ

はうる129