劇場公開日 2019年11月1日

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「熱計ったら風邪だったみたいに簡単なら」閉鎖病棟 それぞれの朝 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0熱計ったら風邪だったみたいに簡単なら

2019年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

精神病の映画なので差別的にならないかとか余計なことを考えながら鑑賞。
私も仕事が忙しくストレス溜まって薬を飲んだことがあるので他人事ではない。37度以上は風邪。とハッキリした診断基準が無いので、このままストレスが溜まったらどうなってしまうか、心配ていました。今は、良い意味休み休みゆっくり仕事をして、ストレスとの付き合い方を学んだのでよかった。
言いたいことは、心の病気は風邪みたいたもので、誰だってかかる事があるということ。特に真面目な人、優しい人、自分が強いと思っている人ほど追い込まれる。

映画の話に戻すと、私が住んでいる地域にも精神科が専門の病院がありますので、病院の外の人の気持ちも分かる。また、不安になる患者の気持ちも分かる。
この映画では、病院の中の外の人の方がよっぽど酷い。自分は病気にかからないとでも思っているのだろうけど、「頭がおかしい人」とか言えてしまう方が恐ろしい。

ストーリーはある程度ストレートな話で、予想を裏切るような内容ではななかったけど、小松菜奈が初めて喋るシーンと、鶴瓶が喋らなくなるシーンにウルっと来ました。

綾野剛は、楽園と続けて優しい青年の役でちょっとリンクしてしまった。発作のシーンはさすが。

鶴瓶は個人的に大好きで、ほぼ全てのバラエティ番組を見ますが、役者としはあまり好きではなかった。標準語喋るだけで違和感。ただ、この映画では関西弁。こっちの方がいい。しゃべらない演技はとても良かった。

小松菜奈ももともと好きな女優さん。相変わらず可愛い。ただ、この役は女優としても大きな一歩。暗い、辛い役ですが、叫ぶシーンが良かった。

だるまん