ジョーカーのレビュー・感想・評価
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主体的に物事を判断し決める精神的な自立を得る物語?
観客にこれだけ考えさせる脚本と映像設定は大したもの。
初見の時の狂気を描いた映画という印象と異なり、二度見で実は不幸で可哀想なだけの人間が、道徳的には問題あるにせよ主体的に物事を判断し決める精神的な自立を得る物語と思えてきた。
なんか日本にもごろごろといそうな人達の話だった
見た感想を一言で言うと、「本当にこんな作品が大ヒットしたのか?」ってことです。自分にとってジョーカーとは、ジャック・ニコルソンの演じていた紫のスーツがよく似合い貫禄がある悪の帝王のような存在をイメージしてしまうんですが。この映画のジョーカーはそれとは正反対のクソダサい絵にかいたような底辺の精神病のおっさんでした。こんなジョーカーじゃあ悪の組織でも馬鹿にされるだけで使いっぱしりで終わりですわ。ダサい。ダサすぎる。いくらスピンオフ作品とはいえもうちょっと他になかったのか?是非ジャック・ニコルソンのようなジョーカーも作るべきですわ。
弱者のアイデンティティ
近年多発している「ジョーカー」と呼ばれる社会的弱者の凶行を生み出した問題作、とされている映画。
人は誰しも、誰かに認められたい、と願っている。家族や恋人、職場関係の人々から認められることによって自己を確立しているといえる。
しかしこの映画の主人公のアーサーのように職を失い、家族や友人関係も上手くいかず、周囲から軽んじられる社会的弱者は、社会との繋がりから自分の価値を見出せず、ついには凶行に走ってしまう。
犯罪行為をして、世間に自分の存在を刻めるならなら、ひとつのアイデンティティを獲得した、といえるからである。
社会的影響を懸念して、この映画は規制されてしまい賛否両論あるようだが、社会的弱者にひとつの解答を示してしまった側面もあるといえる。
作品内でもジョーカーの信者たちが暴徒化していたが、現実世界での模倣犯の誕生によって、真の意味でこの映画は「完成」してしまったのかもしれない。
タイトル以上に深い内容。でも、UnHappyは好きじゃない。
映画・コミックとも、「バットマン」は見たことなし。その前に、アメコミ系は見る気がせず毛嫌いしてる。絵柄・図柄がきらい。
この映画が「バットマン」の悪役誕生物語だ、という予告編やCMは見たけど、この前の京王線での事件が鑑賞動機。さらに。最近の「ノマドランド」やこの「JOKER」のような、世の中の閉そく感を突き詰めていくような映画は好きじゃない。救いのない結末を持て余して、自分まで落ち込んでしまうから・・・。
でも。
監督の表現方法や出演者たちの演技には、本当に映画の中に引きずり込まれていく。主人公の心理にも共感して、何が正しい事なのか、この映画の主人公は正しいのではないか、とさえ感じてしまう。
だからこそ。この現実世界は、天はすべての人に平等に、幸福・不幸を与えているのだと信じたい。そう、強く感じさせる作品でした。
切なかった
唯々切なくて、体が震えました。。いちーばん最後、エンドロールが流れる前。アーサーと病院の看護師?かな、追いかけられるシーン。右に行ったり左に行ったり、トムとジェリーみたいに追いかけっこ?コメディーチックだった。あれは、すべてをまとめるシーンだったなー。他の人あまりコメントないけど。「THE END」の文字がまたコメディーっぽくて。
アーサー(ジョーカー)の人生はコメディー。
最後に思い付いたコメディー(ジョーク)も、アーサーと同じ人生を、一人残ったブルース(後のバットマン)に味合わせるというハイセンスジョークだったのかなーと思いました。
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今回の作品ではジョーカーの過去が描かれています。
なぜジョーカーはピエロのメイクをし、狂気的に笑うのか。
その過去には「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の教えで、コメディアンや大道芸人として活動していた過去がありました。
普通の心優しい青年だったジョーカーが、なぜ連続殺人犯になり、悪のカリスマ的存在になったのか。
豹変していくジョーカーのストーリーは必見です。
うーん・・・。
社会不適合者が犯罪者になる、ってよくあるパターンを延々と説明されてる感じで、正直困ってしまった。
「キング・オブ・コメディ」にオマージュ、っていうんなら、そっち観ればいいだけの話では?・・・
ダークナイトのジョーカー?
観ていてしんどくなる映画
ヴィラン誕生秘話という点では最近観たクルエラと同じだけど、クルエラのようなエンターテイメント性はなくただただ悲惨なお話。
ノーランのバットマンキッカケで観たけれど、ダークナイトのジョーカーとはイメージが違う気も…
ダークナイトのジョーカーはもっと理解できない狂気な感じだったけど、JOKERのアーサーは理解も同情もしてしまう。
傑作
社会に虐げられ、底辺に生きる男をホアキン・フェニックスが熱演。序盤は米国の社会問題が描かれ、気が重くなる展開が続くが、あることをきっかけに理性が崩壊し、どんどん壊れていく姿に引き込まれていく。スピンオフもので初めて、これは面白いと思えたよ。階段でダンス🕺するシーンが狂気じみていてかなりツボ
フォアキン・フェニックスの演技に圧感
演技力に圧倒されました。
悲しき男の抗えない運命の妄想劇。
この話がバットマンと続くと思うととても興奮します。だが!一人で見るのをお勧めします。友達と見るのはあまりお勧めできないです。
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