「R18+にしなくてもねぇ」ボーダー 二つの世界 カールⅢ世さんの映画レビュー（感想・評価）
R18+にしなくてもねぇ
ムーミン伝説のある北欧の土壌が生んだ映画で、人類が今抱えるそしてこれまでに犯してきた色々な諸問題が暗喩として複雑に含まれる映画かと。
「トロル」の二人の外観は尾っぽがある類人猿といってよいでしょう。体毛は薄いほうです。性器は半陰陽(雌雄両方ともある)。二人が交わる場面で、外見は女性型の主役の股間から、ぶなしめじのようなぺニスがニョキっと出てきます。外見が男性のほうは自ら森でぺニスをナイフで切り落とす場面がその前にあり、港の税関で身体検査した男性職員が、股間はツルツルで非常に気まずかった。と、ティーナに話す場面があります。その後、胎児のような子供を生むので、基本的に外性器は両方あり、内性器には子宮があるものと思われます。時や相手によって、心も体(性器)もトランス可能であるものと思われます。便利！というか、ジェンダーの問題も網羅しています。主役のティーナの方が怒ったときは性格もワイルドで、男っぽい。年老いた育ての父親から秘密を聞いた時も非常にワイルドに反応します。
人間によって囚われて、殺されたり、施設で人体実験や臓器移植に共され、種の絶滅の危機にある動物とヒトの間。
歴史的に繰り返されてきた侵略による民族の滅亡やさまざまな人種差別を思い起こさせます。世界で最初の心臓移植はヒヒからヒトへの移植でした。
特殊メイクも俳優さんの表情がわかる程度で、とくにティーナ役の女優さんの目元には理知的な感じが残っています。眉の盛りと目を小さくすると、ああゆう顔になります。実際、そういうひとはまれに見かけます。中学の数学の先生がそうでした。確かに異形ですが、あまり容姿のことをいうと差別、蔑視が強いヒトと…
先生の奥さんはとても綺麗な美人で、美女と野獣と言われていたのを思い出しました。
トロルはヒトへのリベンジと繁殖による種族の復活を目論みます。悲しい映画です。
R18+にするぼどの暴力と性描写はないと思うのですが。性器も作りものだし。
多感な若い人が見た方がいい映画です。
おじさんが見ても、先がないんだから。
カール氏🙇…正確には…
1/3｢ジョーカー｣、1/4｢アイリッシュマン｣、1/12｢ニューシネマパラダイス｣(再)、1/16｢楽園｣、1/17｢さらば青春の光｣(再)～｢ボーダー｣…で、先程｢アラビアのロレンス｣(再)を観てきたところです…
明日からは、しばし行けなさそうですが、来月また同様に行けるなら、少々遅れても新作行きたいです✨
カール氏🙇お疲れ様です✨
年明けから、キツいの4作鑑賞って書いてましたが、｢ボーダー｣の前に、別の劇場で、｢さらば青春の光/デジタルリマスター版｣を観て、ガス抜きしてから行ったので、さほどキツくなかったですよ😊
20代は、キツい映画連続鑑賞なんて、よくありました(｢地獄の黙示録｣の翌日ATG映画3本立てとか )…ただ精神的に大丈夫でも、肉体的には年齢的に少々しんどいのは確かです。｢宮本から君へ｣は3月の2019年秀作特集に行きます(｢ある船頭の話｣や｢新聞記者｣もあり)
いつ見てもスカッとするモノの用意はあります。それは好きな音楽と映画が同時に楽しめる映画…その時の気分次第で変わりますが、自分の好みで探す選択肢が、あらゆる媒体で探せる今は、良い環境と言えるかな？…って感じです🙏
カール氏🙇明けましておめでとうございます🎉今年も宜しくお願いします✨
｢ジョーカー｣にコメントできない様になっているので、こちらでご勘弁願います🙏
遅ればせながら、3日に｢ジョーカー｣、4日に｢アイリッシュマン｣鑑賞して来ました。…どちらも最高なコンディションと、好きな劇場で観れて良かったです✨
やはり2019年は｢ジョーカー｣が1位でしたか…カール氏のランキングに入っていて未観の作品、少しづつ観ていきます🎥
｢ジョーカー｣の開始前に｢ボーダー｣の予告ありましたが、直後に｢Cats｣の予告…複雑な気持ちになりました😖
カールⅢ世さん、コメントありがとうございます！
この手の映画は絶対に社会派メッセージが含まれているもので、二つの世界という邦題だけでも色んな風刺があるような気がします。
人種差別はもちろん、性差別だって若干描かれてると思いますが、トロルの優しさによって二つの人種の聖域のバランスが保たれてる気がします。一方が森で、一方が都会とか。
お互いに侵略しなければ共存できるってこと、人間の世の中にも当てはまりますよね～などとも思うし、カールさんの言葉の数々が多くを言い当ててると感じました。
