劇場公開日 2021年9月17日

「TVシリーズ・後編を含めての評価です。私はこの作品のターゲットではないので、厳しい評価は悪しからず。」劇場版 Free! the Final Stroke 前編 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0TVシリーズ・後編を含めての評価です。私はこの作品のターゲットではないので、厳しい評価は悪しからず。

2024年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

天才スイマー七瀬遙の世界への挑戦を描く物語。

人気アニメ「Free」の完結版映画ですね。
アニメ好き、京アニ大好きの私としては、TVアニメも含めて全部鑑賞済みなんですが・・・鑑賞するのが辛い作品となりました。

一言で言えば、ターゲットを絞り過ぎ。所謂「腐女子」向けなんでしょうね。出てくる男性の美形ばかり。高校も大学も共学が舞台なのに、女性はほぼ登場せず。しかも競技水泳の物語なのに、女性の水着姿はほぼ映さない徹底ぶり。
BLを想起させるシーンも多く、正直ゲンナリします。

この物語の問題は、「腐女子ターゲット」というコンセプトだけはしっかりとしているのに、肝心の物語のコンセプトが不明瞭なところ。
最初は水泳部を舞台にした日常アニメ・・・と思って見始めましたが、シリーズが進むごとにスポーツ要素が強くなっていきます。
でも、スポーツ物・・・としては極めて浅く、面白みに欠けます。

例えば、この映画でも「打倒アルベルト」が物語の一つの軸のように扱われますが、具体的にどのように打倒するか・・・が描かれていません。技術的な成長、フィジカル的な弱点等がしっかりと明示され、その克服する努力が描かれていれば、画面に集中出来るのですが、そんな深い話にはなりません。
これは短距離水泳の問題でもあるのですが、競技シーン自体に面白みが感じられないのも致命的。

BL的な友情物・・・と考えれば分からなくもないですが、それなら登場人物が多すぎます。もっと七瀬遙の内面に焦点をあて、プレッシャーや葛藤を映すべきだったと思うのですが、そこ迄深堀りが出来ていないように思われます。

ただ、それでも京アニクオリティ。その映像は驚異的・・・と言って良いレベルです。特に、水の描き方は凄まじく、こんな描写が出来るのか・・・と驚いてしまいます。

それを加味しても、私的評価は2。極めて厳しくなりました。

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よし