劇場公開日 2019年12月21日

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「OQとは打って変わって堅実な話」仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5OQとは打って変わって堅実な話

2019年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前回のライダー映画、Over Quartzerがあんな感じだったので(ディスではない)はらはらとしていたが、とても堅実で、映画全体もジオウゼロワン各要素もキレイにまとまっていて、とても面白かった。

ジオウは、ジオウ本編の後日談のような構成で、いつも通りアナザーライダーが出てくるのでオリジナルと一緒に元凶をぶっ叩きに行く。このオーソドックスな感じを崩さずにゼロワンを巻き込めたのが良かった。令和ライダーに対する先輩ライダーとしての格を感じられたのもグッド。
ゼロワンは、或人の父親である其雄の真実に迫る話で、本編とのリンクが非常に濃い。カブト映画とよく似た構成と言えるかもしれない。ただし、この映画の描くデイブレイクが本編と同じかどうかはまだわからないが…。

特筆すべきはアクションの良さ。走り回り動き回り、各キャラの個性が反映されたアクションが次々と繰り出される。長回しのアクションも多めで、とにかくカッコいい。登場人物が多いにも関わらず各キャラに見せ場が用意されていたので、誰もが満足できる話になっていると思う。
でも、滅亡迅雷.netの扱いはあまり好きじゃなかったかな…
全く関係ないが、キャラが多くわちゃわちゃしていたので、しれっとディケイドが雑じっていても違和感がなさそうだった。
ストーリー、アクション、これらが一品級なので、特撮映画にして一品級の出来なのは間違いない。変な社長が本編を席巻する前に早く観に行け!

サブレ