劇場公開日 2019年6月7日

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「タイトル文字がすでに「バーフバリ」」アラジン 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5タイトル文字がすでに「バーフバリ」

2021年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
以前の投稿の削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」として

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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字幕版でオリジナル音声を観ました

た〜〜〜〜のしい〜〜〜〜!!

文句なく楽しいので、難しいことを気にしないで
とにかく元を取りたい方にはオススメです!!

アニメ版とかを知らなくても全く関係ない!
ってか、知らない人にこそ、
21世紀に大人として生きる子供たちこそ、観て欲しい!!

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

世界的に大ヒットして、映画好きに衝撃を与えた
インド映画「バーフバリ」要素を取り込みながら
それをさらにディズニー基準に再構築してしまう
ディズニーの貪欲さに唸ってしまった。

字幕版のタイトル文字からしてすで「バーフバリ」の字体

アニメ版も観ましたが実写化に当たって
お城の作りや街の全景などが「バーフバリ」の世界観を
参考にしてるように感じます。

そしてジャスミン姫の強さが
男勝りとかお転婆とか、そんなありがちな表現ではなく
女性らしい部分を残しながらも心の強さ〜
男性社会へモノを言う強さにアップデートされている。

実質的にはまだまだ強い男性社会の圧力を
声を上げて突破しようとするジャスミン姫の強さ!
これは「バーフバリ」の中に出てくる女性達の
自分の尊厳を傷つける相手とは全力で争う姿に近い。
ジャスミン姫の容姿も、心なしか
綺麗バージョンのアバンティカに似てたりしてね(笑)

それと一番これは凄い!と思ったのは、
王に忠誠を誓い法を守る事を絶対としてきた将軍が
ランプの精の力で王に成り代わった悪役に
今まで自分が使えて来た王と姫を捕らえろ!と命令されて、
強く葛藤するところ!

これは「バーフバリ」の中の印象的なエピソードで
「アラジン」のアニメ版には無かった展開!

このエピソードは
現代社会における「権力と個の葛藤」を表すのに
絶好の材料だったのでしょうね。

権力者が必ずしも正しい人で無くなったとき
(トランプ元大統領や日本の政権与党等)
権力の圧力や法の締め付けとか
自分の働く企業のトップが不当な行いを命令したり、
真実を改ざんさせたりする様な時代に
人としてどう正しく生きるのか?
ディズニーはディズニーなりの新しい答えを出してます。

流石にディズニー!恐るべし〜〜

それと別の意味でマーベルや様々なコンテンツ産業を
実質的に飲み込むディズニー。
それはそれでかなり怖い〜〜かも??

@もう一度観るなら?
「映画館で2回観ました!!」

星のナターシャnova