劇場公開日 2019年6月28日

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「フィクションはもっとフィクションであってもいいと思った。」新聞記者 JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5フィクションはもっとフィクションであってもいいと思った。

2020年7月31日
PCから投稿

この映画は実話ではない。
フィクションだ。

もちろんこのような映画が作られたのは凄いことではあると思うが、
もっと取っ付きやすくても良かったのでは。と思った。

この映画の場合、「i」というドキュメンタリー映画があるわけだし。
正直、順番的に「i」を観てから本作を観たほうがわかりやすいと思った。

重要な真実を伝えようとしているにも関わらず
伝え方が不器用だった印象。

他の方も引き合いに出されていたが、ハリウッドでは
「スポットライト」や「スキャンダル」で残忍な事実が描かれてきた。
両者とも権力者の悪行を暴くものだが、非常に興味深く
また、私にも無関係ではないことを強く訴えられた気がする。

この映画に関しては、正直狭い(自分の生活とは関係ない)ところで
起こっていることであると感じさせる風潮があったように思う。
事実、この作品から何も私は変わっていない。
上に挙げたハリウッド2作品よりも自分と近い関係であるにも
関わらず、だ。

JYARI