劇場公開日 2019年6月28日

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「今頃鑑賞ですが…」新聞記者 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今頃鑑賞ですが…

2020年4月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

昨年の封切時見逃してしまったのでオンデマンドか劇場か悩んだ結果、間も無く期限の『6ミタ無料鑑賞券』を使ってアンコール上映で鑑賞。色々昨今の不安な状況もあるので、郊外のかつ朝一番の上映回で臨んでみたところ名古屋の映画館ではありがちな混み具合(というかガラガラ具合)!自分含めたった2名の観客で上映開始。
正直このテーマで真っ向から製作した会社、スタッフ、キャストにエールを送りたいと思います。前半現実とリンクする内容に驚きましたが後半の展開は「少し無理があるな〜やっぱここは描ききれないのかな〜忖度しちゃったかな⁈」感満載で少し残念な気分に。
最後の主役お二人の口パクセリフは、色々考えさせられました!
キャスト陣に目を向けると‥松坂桃李さんは『居眠り磐音』でも感じましたが表情、所作で演じるいい役者さんですね。ラストシーンの蒼ざめた表情はセリフなしでも(実際口パクでしたが)伝わってきたんじゃないでしょうか。
シム・ウンギョンさん、とてもいい演技をされてましたが役柄とはいえ日本語の辿々しさが気になってしまったのと、どうしてもイモトアヤコに見えてしまっていけませんでした。
高橋和也さんは『毎度お騒がせします』で中山美穂さんの若干情けないお兄ちゃんだったのに、もうこんな年代の役なんですね。そのまま歳をとった感じですが。
色々突っ込みどころはありますが、幅広い世代、特にこれからの日本を背負って立つ(であろう⁈)若い人たちに観てほしいですね。いい映画だと思いますよ。
なんか賞など取るんじゃないでしょうか?えっもう取ってるってか⁈

marimariパパ
marimariパパさんのコメント
2022年3月18日

みかずきさん共感&コメントありがとうこざいます。やっばりキネ旬狙いだったんですね。
映画好きの友人と若かりし大学生の頃、アパートで映画について語りあった際、彼が常にキネ旬を読んでたこと懐かしく思い出しました。こんなこ時世映画館でソーシャルディスタンスを保って大画面、大音響(これは映画のジャンルによりますが)で鑑賞するのがここ最近の楽しみです。今後ともよろしくお願いします。

marimariパパ
みかずきさんのコメント
2022年3月18日

こんにちは。marimariパパさん。
みかずきです。

コメントありがとうございます。
こちらこそ、たくさんの共感ありがとうございます。

私のレビューを高評価して頂き、ありがとうございます。
キネマ旬報という映画雑誌への掲載(800字前後が条件)を目標にしているので、いつも長文レビューで恐縮です。

marimariパパさんのレビュー、自然体で素直な気持ちを綴った分かり易いレビューですね。共感ポイントが多いのも頷けます。

さて、本作、仰る様に、このような題材の作品を勇気を持って作ってくれた映画関係者の皆さんに敬意を表します。
また、本作のような本格的社会派作品が日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得したことは、大変意義深いと思います。

本作のラストシーンは、定石であるハッピーエンドではありませんでしたが、
結果に関わらず、真実を追求し続けることの大切さを問題提起していると感じました。

では、また共感作で交流しましょう。

-以上-

みかずき