「真面目な映画でした。」マグダラのマリア arlecchinoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0真面目な映画でした。

2023年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

至極まともなキリスト教映画でした。この映画の主眼はマグダラのマリアがイエスととも歩み始めるまでの半生なのですが、その部分は史実としては大して面白くもない(すみません)。その後は一気に畳みかけた脚本で、受難のシーンはわずかで、えっもうそこまで展開しちゃう?って感じ。まあそこを見せたい映画じゃないんでしょうが....  キリスト者が観るともっと違う印象なんでしょうね。
マリアが娼婦だったというのは長い間(1,400年以上)の誤解で、ごく近年正統な使徒として認められたという説明が最後につく。これは勉強になりました。
ユダが優柔不断でナイーブな青年だったところが面白い。ペテロがちょっと頑迷で偏見があるところも、らしくていい。
イスラエルの風景は素晴らしくきれいだった。
適切な印象ワードがない。悲しくも切なくもないしかっこよくもない。

arlecchino