「【”マグダラのマリア”を”多少の脚色”を含めて描いた作品。ルーニー・マーラの肌の白さ、無垢な美しさは素晴らしい。】」マグダラのマリア NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”マグダラのマリア”を”多少の脚色”を含めて描いた作品。ルーニー・マーラの肌の白さ、無垢な美しさは素晴らしい。】

2020年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

幸せ

ー”マグダラのマリア” 古来からその存在に対し様々な解釈がされてきた女性。”罪深い女”であったり、”使徒たちと対等の立場で、イエスの死と復活の場に居合わせた聖女。-

 ・今作では、マグダラのマリアをルーニー・マーラが演じているので、聖女として描かれている。

 ・イエスはホアキン・フェニックスが演じているので、”少し誤解をしてしまいそう”な感もある。

■ストーリーとしては、マグダラに住んでいたマリアがイエスと、使徒一行と出会い、イエスから洗礼をされることにより、彼らとともに旅に出る姿が描かれる。
 だが、使徒同士の関係性や、イエスとの関係性も上手く描かれているとは言えない。
 又、イエスが起こす奇蹟も、あっさりと描かれているし(盲目の人の視力回復、死人を蘇生させるシーン)、ユダの行動ももう少し丁寧に描いて欲しかった。

<折角のキャスティングであるのだから、もう少し長尺で使徒も含めて、それぞれの思想の背景を描いたほうが分かりやすかったのでは、と思ってしまった作品。
 それにしても、ホアキン・フェニックスはもう少し痩せていたら、イエス!と思ってしまうかなあ・・。あの風貌は・・。>

NOBU