「無節操」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 マコトさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5無節操

2019年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

とにかく無節操。
製作者が思いついたアイディアをすべて盛り込んでしまった感じ。
誰もアイディアを間引いたり、剪定したりしなかったと感じました。

監督とか、編集とか、プロジェクトマネージャーとか、役割の名前はわからないけど、そういう一つ上から見る人がいなかったんだろうと思う。

もしかしたら、各章の公開日が迫っていて、ストーリや設定が出来上がる前に作らないといけなかったのかもしれないけど、スケジュール調整も含めて、プロとしての仕事ができていない。

"さらば"のリメイクがしたいのか、新解釈がしたいのか、設定を借りて新たな物語を作りたいのか、それすらも決まってなかったのでは?

いろいろ良いアイディアを盛り込んでいたとは思いますが、それをどう表現するか、視聴者に伝えるか、コミュニケーション能力が制作側になかった。。。
時には涙を呑んでアイディアを捨て絞り込むことだって必要だったはずです。
逆に、没設定とか裏設定とかで出してしまえばファンを喜ばせつつ、お金を取ることだってできたはず。
本編に盛り込む必要はない。
というビジネス的な視点でも、プロの仕事とは感じられませんでした。

あの"さらば"をリメイクいただいたことには感謝しかありませんが、事前に抱いたすさまじく大きな期待からすると、期待外れでした。
全章セットの前売り券を買っていなければ、途中で見なくなっていたと思います。

マコト