劇場公開日 2019年4月5日

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バイスのレビュー・感想・評価

全190件中、181~190件目を表示

4.5裏の裏の裏の・・・

2019年3月20日
iPhoneアプリから投稿

チェイニー副大統領の人生を真っ黒なブラックユーモア満載で描いた作品。
彼の上へ目指すその到達点は妻に認めてもらい続けることで成り立っていたようにみえました。
日本作品では絶対に作らないようなアメリカ政治や実際の映像やシーンに2時間引き込まれました。

#試写会
#バイス

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結

2.5現実と近過ぎて笑えない

2019年3月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

子ブッシュを隠れ蓑にしてホワイトハウスを牛耳っていたチェイニー副大統領の悪行をアダム・マッケイ流のゴリゴリなブラックジョークで描いていくのだが、今の日本の政権とあまりにも酷似していて全く笑えない。アメリカでこれを観るのも居心地が悪いと思うんだが、今の日本では更なり…!ぐったりしてしまった。
権力が一点に集中することがいかに恐ろしいかを際立たせているので、三権分立も議会が分かれていることも重要だという当たり前のことを痛感する。そして何よりメディアが政権がおかしい時に批判できるかどうかが問われている。この後アメリカの政権は民主党になるが、また共和党に戻っているのが辛い。
主演のクリスチャン・ベールはどこ?と思いきや、声がバットマンを思い出して懐かしい…そして意外と、ちゃんと彼の面影が見える場面が多い。
しかしエイミー・アダムス演じる妻のリン・チェイニーの賢さが冴え渡っていて、時代が時代なら彼女の方が政治家としては遣り手だったのでは?と思わせるほどだった。
他の俳優陣も大変豪華なので、あっあの人も出てる!という楽しさはある。サムロクちゃん演じるブッシュのお飾り具合は最早かわいいレベル。カレルもいつものかわいい方のカレル。語り手と、アリソン・ピルが良かった。

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はと

3.5ブラックすぎるブラックコメディ

2019年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

怖い

アダム・マッケイらしいブラックコメディだが、今回はブラック度がキツすぎて、あんまり笑えなかったというのが正直な感想。
個人的には『俺たちニュースキャスター』や『アザーガイズ』といった、全編おバカな作品が好み。といっても両方ともブラック度はそうユルくないが。

役者バカのクリスチャン・ベールは相変わらず文句のつけようがないが、ラムズフェルドを演じたスティーブ・カレルも、もうすっかり演技派に。
ちょいちょいメタネタを入れるマッケイ演出も、今回はエンドクレジットで強烈なのをかましてくれる。

いろんな人が言っているが、こうした映画は日本で作るのはムリ。
もし作ったとしても、政治家の失言集みたいな薄い内容になりそうだけど。

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regency

4.0日本版なら?

2019年3月18日
Androidアプリから投稿

語り部の一見フツーの男性の正体が最後に分かって唖然!最初観た政治映画の中では秀逸!起伏があり飽きさせず、エンターテイメント作品として素晴らしかった。ニュースだと説教くさい内容も映画だと楽しく観れて、現代に繋がる史実を学ぶことができます。ちなみに、日本版を作るなら主人公は金丸信?笑

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とも朕

3.0なかなか大人が楽しい

2019年3月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

あの事件の裏側の人間模様。それを秀悦に、最高の役者たちが演じて。活字的な部分と風刺が絶妙なバランス。なかなか自分では選ばないような作品に出会えるのも、試写会の良さ。映画好きの、クスッとするタイミングが皆さん上手い。楽しめた作品です。クリスチャン・ベール、凄いな〜

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おたまぽんのもういっこ

4.0なんということだ。

2019年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

当時のニュースや新聞から得た断片的な情報と、映画の映像とが複雑に絡み合っていく。あの時、アメリカではあんなことが起きていたのか。

皆が忙しく働き、忙しく休む時代。政治みたいな退屈なモノになんて、貴重な隙間時間を費やしたくない。
私も、いつのまにかそうなってしまっていた。

たった数人に動かされた国家によって、愛する人や家族を奪われた者、人生が一変した者が、どれだけいただろうか。

何よりも驚愕したのは、これがほんの十数年前の出来事だということ。
今もどこかで、そしてこの日本でも、起きているかも知れないこと。

あっ、来月何かの投票だった。

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FMov

4.0政治を笑え!

2019年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

9.11当時のブッシュ政権で副大統領をしていたディック・チェイニーを描いた作品

田舎に住んでいる特に取り柄のない大学生だったチェイニーが、恋人のリンにそそのかされて政治家になると、やがて政治家の権力の味を覚えてしまう

そして、そこからのし上がって副大統領に登りつめると、大統領をうまいこと操るようになる

そんなあらすじを聞くと「政治の映画か…難しそうだな…」と思うかもしれない

確かに、この映画は政治を描いた社会派作品で、政治家もたくさん出てくる

でも、これは社会派であると同時にコメディ映画でもあって、声を出して笑ってしまうぐらいに面白い

で、笑って楽しみながらも、次第に当時チェイニーがしていた悪業の数々を思い知らされる

特に、911後のイラク戦争で何が起きていたのかについては、とても衝撃的だった

中には、余りにも一方的過ぎる視点で描かれている部分もあったけれど、でも、元副大統領について、これだけ茶化して映画にしてしまうアメリカの懐の深さを感じる作品になっている

そして、アカデミー賞でも話題のクリスチャン・ベール

もう、正直、クリスチャン・ベールだってことを忘れてしまうクォリティの高さ

映画後の解説では、口の曲げ方までチェイニーの真似をする徹底ぶりだったそうで、迫力がもの凄かった

おかげで、チェイニーという人の非道で、狡猾でありながら薄っぺい人間性をより感じられたと思う

社会派ということに対して、あまり構えることなく、肩の力をを抜いて楽しんだらいいんじゃないかな

あの当時、アメリカの裏側で何が起きていたのかを、ぜひ、感じて笑って欲しい作品

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とえ

4.5政治物ですが堅苦しくない

2019年2月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

難しい

カメレオン俳優のクリスチャンベール主演の本作。政治物ですが、堅苦しく無くユーモアがあり、最後まで飽きずに楽しめる作品。役者それぞれが演じている政治家が似すぎていて、ここまで寄せてくるとは(笑)主人公のディックチャイニーが面の皮が厚い、神経図太くないと政治家なんてやってられない!!そしてディックの妻もしたたかで夫婦で凄すぎる。

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トムのり

5.0ずっとワクワクして観られました

2019年2月6日
iPhoneアプリから投稿

前半は制作側の遊び心が伝わってきました!笑
とっても面白かったです!!!
政治に関してのストーリーなので難しいかな、と予想していましたが、そんなことは無く楽しく鑑賞出来ました。若い世代にも分かりやすす提示してくれてると思いました
人の一生ってこんなにも凄いのか!と思いました

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TOFU-DIET

5.0ある意味共和党謹製『カメラを止めるな!』

2019年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 世間的には『マネー・ショート 華麗なる大逆転』、個人的には『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』が印象的な一風変わった作風を世に問う社会派、アダム・マッケイ監督作品。

 ワイオミング州在住の飲んだくれ電気技師から副大統領にのし上がるディック・チェイニーの半生を描いた作品かと思い込んでましたが、その辺りの立身出世物語は前菜程度の扱い。とはいえ若かりし頃のチェイニーもクリスチャンが演じているわけで、『レイジング・ブル』のデ・ニーロどころではない肉体改造ぶりに背筋が凍ります。

随所にオフビートなギャグをばら撒きながらニクソン政権下で既にラムズフェルドの右腕として活躍、共和党政権下で徐々に力をつけていく様はサラッとしていますが民主党政権下で辛酸を舐める辺りで臆面もなく『カメラを止めるな!』がやったアレを披露したりとあくまで辛辣なコメディ映画であることは冒頭で高らかに宣言されている通り。J・W・ブッシュをも操る権力を得るチェイニーの快進撃と並行して描かれる一市民の半生がチェイニーの生涯にポーンと投げ込まれるギャグは特に痛快、ブッシュ政権下で行われた非道を理路整然と叩きつける社会風刺の切れ味も抜群、やっぱり『アザー・ガイズ~』から全然ブレていない悪ガキぶりに一安心。散々苦笑いさせられた上にどんな権力を手に入れても一向に人並みな幸福を手に入れられないチェイニーの哀れな姿に自らを投影してしまった哀れなオッサンにドンヨリした気分がお土産として用意されている凶悪な作品。“バイス”には副大統領と悪徳のダブルミーニングがあるとよく言われていますが、政権を越えて権力の座に居座る姿は“バイス(万力)”にも似ている気がします。

 やっぱり演技陣が本当に圧巻。クリスチャン・ベール、サム・ロックウェルがスゴイのは予告で知っていましたが、チェイニーの妻リンを演じるエイミー・アダムス、ラムズフェルドを演じるスティーヴ・カレル他誰もかれもが壮絶に達者なのでそりゃもう眼福。壮大に広げた風呂敷が結局は父と娘の話に集約していく辺りも『カメラを止めるな!』っぽいなと思いました・・・というか絶対参考にしてると思いますよ、アダム・マッケイ。

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よね