劇場公開日 2019年2月8日

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ちいさな独裁者のレビュー・感想・評価

全79件中、21~40件目を表示

5.0「小さな独裁者」は今でも世界中にいる。

2019年6月10日
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転がる石の様な人

4.0史実と言う事で。。。

2019年5月27日
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興奮

収容所の所長は少佐だと思うので、主人公は大尉でなく、少佐であった方が良かった。
が、観賞後に実話だったと聞いて、最後にビッくり!
ならば、大尉という設定でヨシ
最初の逃亡時の顔と、後半の顔が別人の様に代わる事で彼の心の中がよく表れていた。
素晴らしい演出力と演者に、この映画のすばらしさを感じた。

エンドロールは「返ってきたヒトラー」みたいだった。
この映画を観たら「サウルの息子」をまた観たいと思った。

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YAS!

3.5よかった

2019年5月17日
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悲しい

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吉泉知彦

4.0(°_°)予想通り胸糞悪し

2019年5月11日
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怖い

知的

予想通り胸糞悪い映画でした。
偽物が権力を握り立派な様相をまとえば悪いことならなんでもできちゃうってことでしょう。その偽物の命令に逆らえなくなるのが本当に怖いところ。エンディングは明らかに現代にダブらせているメッセージがあるってことでしょう。
レビューの中に安倍首相へ見せたいと言ってた人がいましたが私は逆で、何年か前民主党が政権を握っていた時代がこの状態であったんじゃないかと思いました。鳩山、菅、明らかな偽物。あれが続けば大虐殺に似た状態に日本の政治はなっていたのだろうと思います。

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おにっち弐号

4.0“比較的”面白いナチス内部映画。

2019年5月7日
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 「誤ったことをしてしまったら、せめて認めろ・・・?」 なんだかわからない父親の言葉らしいが、そんな単純構造の頭の20歳のヘロルト。部隊を抜け出し偶然拾った将校の制服を纏うと人が変わったようになる。道中、脱走兵と思しき兵に何人も遭遇するが、一様に「部隊からはぐれてしまった」と言う。ちょっと騙してみるかという軽い気持ちで始めた成りすましに皆まんまと引っかかっていく様子が面白いのだ。一人、ズボンの丈が合ってないことに気づいた上等兵もいたが、逆にヘロルトを利用しようとしたのだろう。軍用車の後ろを歩くのが不満そうに思えた。

 人間は皆権威をまとったかのような制服には弱い。いや、男ならコスプレイヤーやメイド喫茶でも弱いじゃないかと思った方、それもある意味正解なのかもしれない。周りの人間が逆にもてはやし、忖度することによってコスプレ本人もその気になるからだ。

 ナチスの映画としては珍しくユダヤ人迫害シーンが一切ない。これも特徴の一つなんだろうけど、ナチス・ドイツに限らず、戦争を行ってる国ならばどこでも当てはまりそうな戦争心理が描かれている。敵前逃亡とか脱走兵というのは重罪であることも全世界共通だろうし、食うものに困った兵士が民家に侵入、略奪、レイプ、殺人など、非人道的な行為すら万国共通。そんな彼らの罪を許し、仲間になれ!と上官に説得されれば、二つ返事でほいほいついて行くのも理解しやすい。病気も蔓延してなさそうだし、人肉を食らうまでの鬼畜に陥っていないだけまだ可愛いものだとさえ思う・・・。とにかく、どんな戦争にもこうした悪魔的状況が必ず生まれるものだということはハッキリ言える。

 実話を基にしているらしいので、ここまで空軍大尉を演じ切るのは凄いことだと思う。たしかに嘘のつき方も徹底していて、“総統直々の命令”だと言えば誰も逆らえなくなる。犯罪者収容所では90人ものドイツ逃亡兵を虐殺するが、そこで味を占めたヘロルトは今まで自分で手を汚さなかったのについに自ら射殺する。さらに空爆を逃れた仲間たちとともに“即決裁判所ヘロルト”なる車で街を街宣したりする。タイトルバックがドーンと出たから、もういい加減に捕まれよと思ってもまだ続く。この蛇足的なまでに執拗に映像化するのも嫌戦感を煽る効果なのかもしれないなぁ・・・。

 “比較的”ネタのコメディアンのシーンは笑いたいのに笑える雰囲気じゃなかった。同じ状況で自分だったらどうする?と問われると、やはり服従するんだろうな~と、一般人がファシズムに走る心理面を描いたブラックコメディ作品でした。

〈追記〉
ナチスの制服を着る話なら『ウォーキング・ウィズ・エネミー』の方がおすすめです!

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kossy

4.0かなり奥深い

2019年4月28日
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ナチス将校の軍服は現代に言い換えれば地位や権力やお金である。実力のない者がある日突然に地位や権力やお金を持つと一気に変貌し破滅する典型的な事例であり人間の欲望を見事に表現している。故にこれは単なる歴史の1ページではなく現代にも通じる社会の闇を描いた作品。ナチス戦犯者の名を借りた現代への忠告でもあり、かなり奥深い印象を受けた。
2019-93

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隣組

4.0仮の話だ、私は軍服を盗んだ。

2019年4月25日
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実話だという。観ながら頭に浮かんでいたのは、落語の「らくだ」だった。はじめ、横暴なやくざ者と、そいつにいい様にこき使われていた屑鉄屋が、いつの間にか立場が入れ替わりだして、気の弱かった屑鉄屋がやくざ者を顎で使いだす噺だ。つまり、さっきまでAという立場だったものが、ちょっとしたきっかけでBになる。すると、Bとしての立ち振る舞いが板につくようになっていく。その状況が同類なのだ。
そして、そんなハロルトに気が付きながらも、そのまま便乗してしまおうと、虎の威を借る奴の浅ましさも描く。
まったくもって、精神が極限状態に陥った、終戦間際の狂気をまざまざと見せつけられた。先がどうなるか、そのヒリヒリ感とハロルトの「名演技」に脱帽。

ただ、エンドロールのおふざけは、悪趣味すぎるなあ。

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栗太郎

5.0最高に後味の悪い映画

2019年4月21日
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怖い

最後まで胸糞悪い展開ですが誇張はあるでしょうが実話なのでしようがありません
主人公が地位や肩書きに翻弄される様は実にリアルです

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omake

4.0権力への盲従

2019年4月10日
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終戦間近の混乱期、脱走兵が偶然にも手にしたSSの制服で「独裁者」になっていく物語。だが、彼は段々と将校を演じていくのではなく、もはや身につけたその瞬間からその威力に取り憑かれているようにも見える。
丈の合わぬ制服を見抜く者もいるが、結局は互いが互いを「利用する」。戦争末期という混乱もあるが、何より「上の者に盲従する生き方」が恐ろしい。着ている本人が一番「制服」に盲従して残虐な行為を行なってしまうのだ。絶対的な存在の恐ろしさを感じた。
制服の威力を失った後の裁判も些か滑稽ではあるが寒気がする。
印象に残ったのはエンドロール。明らかに現代と思われるところで尋問する彼ら...。やはりどことなく薄ら寒くなるラストであった。
借りてきた権威とその盲従への恐ろしさをひしひしと感じた一作。

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andhyphen

4.0【カルト宗教団体の行為を(思い出したくもないが)想起してしまった作品。人は、何故容易に空っぽな洗脳にひっかかるのであろうか・・。】

2019年3月25日
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泣ける

悲しい

怖い

ー 中身のない空っぽな人間が大衆を扇動し、残虐な行為を表情一つ変えずに取り巻きに指示し、又は自ら遂行する。ー

◆感想

・この映画の主人公に共感する部分は皆無であるが、何故彼がこのような蛮行をあの時代に平然と行った背景は理解出来る気がする。

・エンドロールで流れる、現代ドイツの街角で蛮行に及ぶ彼らの姿は制作サイドの現状に対する警鐘であろう。

・他の方も言及されていたが、若い世代に観て頂きたい映画である。

<現代でも、同じような状況が世界で繰り返されている。
 人間とは過去に学ばない生き物なのであろうか・・。>

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NOBU

5.0安倍首相に見せたい映画です。

2019年3月16日
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心理描写に優れた作品ですね。ただ、わずか、ひと月にも満たない間に起こった事件であることを考えると、物事を単純して考える必要があるでしょうね。もともと、その個人が持っていた思想と呼べない思考を理解すれば、同じような事が、常に起こると考えた方が良いのでしょうね。警鐘として観ました。

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Moriki

4.5すごく好き。白黒で観たい

2019年3月13日
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怖い

興奮

難しい

人間の愚かさ、単純さ、いろんな面が見られて面白かった。
面白かったという言葉が適切じゃない作品なんだけど、今年30本くらい観た新作の中で一番好きかもしれない……

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まきもどし

3.5生き抜くことに必死なあまり…

2019年3月13日
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一つの小さな嘘をごまかすために嘘に嘘を重ね続け、やがてその嘘が膨れ上がってエスカレートし、嘘をついた人間が怪物となっていくという話だった

よくできたフィクションだなぁと思いながら観ていたら実話だった

1945年、第二次世界大戦末期のドイツ

上等兵のヘロルトは、ドイツ軍を脱走
その途中で大尉の服を拾い、大尉になりすます

そして、その嘘を突き通すために人を殺し、その行為はエスカレートしていく

例えば、目の前に警察官の服装を着た人がいて「ちょっと良いですか?」と職務質問されたら、疑う人はいないだろう

主人公のヘロルトは、ただの上等兵なのにもかかわらず、ナチスドイツ軍大尉の制服を拾って着て以来「大尉である」と嘘を突き通し続ける

ヘロルトは、なぜ、嘘を突き通し続けることができたのか

引っ込みがつかなくなったということもあるだろう

しかし、恐らく、実際にナチスの制服を着て上官のフリをしてみたら、周りからチヤホヤされて何でも手に入るし、気分が良かったんじゃないかと思う

そして、二度と元の脱走兵の生活には戻りたくないと思い
気に入らない人間を次から次へと殺すことで周囲に恐怖心を植え付け、 服従させたのではないか

果たして、ヘロルトは嘘をついていることに罪悪感も持たなかったのだろうか

いや、それぐらい、当時のドイツでは、罪悪感よりも生き抜くことに必死だったということだと思う

そこは戦場で、いつ殺されるかわからない状況の中、生き抜くためなら、どんなことだってやってやる

そんな「窮鼠猫を噛む」の状況だったんだろう

だから、この話は恐ろしいのだ

「死ぬ気でやる」人間は、何をしでかすかわからないのだ

そんな恐ろしさにゾッとしてしまう映画だった

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とえ

3.5意外に残酷ですが実話系ですからね

2019年3月8日
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未読

4.0戦争の狂気と人間の性を見せつけられた感じがしました

2019年3月3日
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終戦間近のドイツ軍の上等兵ヘロルトが引き起こした詐欺と謀略の物語。脱走で追われる中、偶然空軍大尉の制服を手に入れた彼は、制服の持ち主に成りすますことに成功します。最初は飢えを凌ぐためのほんのお芝居の積りだったのでしょうが、言葉巧みな彼は規律で鳴らしたドイツ軍の上官たちをいとも簡単に誑かし、いつの間にか大変な権力を握るようになります。この辺りの流れは、詐欺師が人を騙す手口と全く同じなのですが、巷の制服詐欺の話とは違って、人殺しが仕事の軍隊ではたちまち人命に関わります。事実、物語は冗談では片付けられないような深刻な事態に発展して行くのですが、この物語が実話がベースと聞いて本当にビックリ。最初はコメディーのようなノリで観ていたのですが、ホラー映画でもないのに余りの狂気に背筋が凍る思い。「馬子にも衣裳」とは言いますが、見た目だけでこれほど容易に騙されてしまう人間の馬鹿さ加減、そして...一旦権力を持つと悪魔に豹変し得る人の本性に戦慄を覚えずにはいられませんでした。

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ホワイトベア

4.0今まで見た戦争物の中で一番エグく残酷だった。

2019年3月2日
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だがそれこそが私たちにナイフを首筋に押し当てている。

残虐性は、自己愛からの他者への防御(は攻撃となる)や嘘、自らの平穏ゆえだ。

それは戦場だから引きずり出されたものか?
平和な日常には決してないものなのか?

based on a true storyのこの映画での物語のラスト。
そのラストの意味やエンドロールにこの映画のいち回答がある。

もう二度と見たくないが、胸糞悪映画の予感を感じつつ意を決して見に来て良かった。

未来ある柔軟な若い人に身てほしい。
きっと年を取って見たら、より残酷さがまして見えるだろうから。

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夢は映画館の部屋を作ること。

4.5彼の行為は悪夢ではなく現実である

2019年3月1日
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りゃんひさ

3.5騙されているふり?

2019年3月1日
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悲しい

制服を拾ってからの展開がわかりづらい。
しかし、そのわかりづらさが本作の独特のテイストになっている。

制服を信じる、信じるない。
騙される、騙されない。

登場人物を色付けするのがわかりやすい。
白と黒、赤と青、善と悪・・本作はそれをやらない。

いったいこの人たちが銃を撃つのは、騙されてるから?
自分の意思で?
敗戦濃厚の気配で自暴自棄になってる?
あれ?
一観客の自分自身は?
そしてエンドロール。

エンドロールでやっていることを劇中にどういれるか?
類似作品のようにならないように・・・みたかった。

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蛇足軒瞬平太

4.0演じる

2019年2月27日
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他の方も書かれているが、主役の微妙なニュアンスを表す顔
非常によくできている。
ぐろいと言いながらも、そんなにぐろいシーンは多くないのではとかきながら、やっぱりそこそこあったかもな、、、
戦争中は命の値段が安くなる良い悪いでは無く。
エグいことをしたあとはやはりそれを解消するために馬鹿騒ぎしたくなる
人間なんて弱いものね、、、

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なかわんくま

4.0唯一度だけ

2019年2月25日
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悲しい

会議は踊る、の挿入歌は秀逸。
結局おとぎ話だったんだ、悪い方への。

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こおで