劇場公開日 2019年11月15日

  • 予告編を見る

「バケモノはバケモノ小屋で寝ていろ」地獄少女 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5バケモノはバケモノ小屋で寝ていろ

2020年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

萌える

原作アニメ実写ドラマ全て鑑賞せず
熱狂的なファンには申し訳ないが世界観が全く自分には合わなかった
「いっぺん死んでみる?」流行んねーよ
カルトな人気?山本太郎か?
映画館で観ようと思ったが優先順位に負けスケジュールが合わず観れなかった
でも劇場で観なくて良かった
恐怖なんて求めてないが死生観含めてあまりにも馬鹿馬鹿しい内容だ
まともな大人の鑑賞に耐えられる内容とは思えない
1100円ならアリだが1800円とか1900円とかなんて絶対に払いたくない
10リッターのガソリンより高いなんて絶対におかしいよ
日本の映画館は間違っている

ぶっちゃけそもそもあの世なんてないし霊界も地獄も天国もない神は死んだ
弱者の現実逃避の産物であり完全な妄想
臨死体験なんて夢だし強いて言うなら天国も地獄もそういった人たちの心のなかにあるもの
生きているうちが花で死んだら終わり灰になるだけだしせいぜい後世に遺伝子を残しておくべきだ
「天国に行ったら毎日酒飲むんだ」今と一緒じゃん
しかしそんな説教は映画comでは野暮な話だからやめておく

ホラー映画は古今東西例外なくB級映画だ
オタッキーな監督が先頭に立ち技術をフルに活用してグロいエグい画像に役者が悲鳴をあげておけばいい
脚本なんかどうでもいいのである
予算が足りなかったのか日本のテレビドラマなみの映像なのが残念だ

グロいエグいといえばむしろ仁村紗和の顔と彼女が演じる遥というキャラである
痴漢を連れ出したのが長髪の男かと思ったら女の子というのがまずびっくり
顔だけ100%男でそれ以外は100%女というアシュラ男爵の変異体
モデルは背が高くてシュっとしていれば何でもいいのかよ
モラーネにしろ仁村紗和にしろいじりにくいブスはお笑い芸人に対する嫌がらせでありバラエティーには絶対に出てほしくない
執拗に痴漢を蹴り続けるのもドン引きだし美保を教室から連れ出すにしても強引すぎる
遥は女教師を引っ叩き美保は隣のクラスメートを何度もビンタしそれをマジうけるみたいに笑う遥という理不尽不条理な地獄絵図
わたしの良心回路が強い拒否反応を示す
暴力や罵倒は美しいか?
仁村紗和の太眉は美しいか?
純度ってなんだ?
糞なのはむしろ地獄少女作品そのものじゃないか
糞でも肥やしになるし燃料にもなるから役に立つが

世の中ではイモトの影響か太眉が流行っているようだ
堀田茜も眉が太い
斉藤由貴とかブルック・シールズとか昔も流行ったことがある
去年本社に用事があって行ったら受付の女の子がめちゃくちゃ太眉メイクだったので笑いそうになったがいくら我慢してもたぶん顔は笑っていただろう

タイトルは地獄少女だが実質的な主人公は地獄少女ではない
死神くんも一緒だろう
狂言回しみたいなもんだ
原作は13歳という設定らしいがそれは重要ではない
玉城ティナは美しい
芝居はいまいちだが存在感でお釣りがくる

森七菜が痴漢にめちゃくちゃリアルに桂正和のマンガなみにケツを揉まれている
『龍三と七人の子分たち』の品川徹もこのくらいやってほしかった
ファンの男たちはみな股間がスタンディングオベーションしたに違いない
本人が本当に揉まれているんだろうか
『天国の駅』の吉永小百合なら「もっと烈しく揉みなさいよ」とダメ出しするかもしれないが森七菜はまだまだ駆け出しだしそれはないだろう
永遠の美少女なのに嘔吐物を口から出してしまう
森七菜も少女と呼べる年齢ではないが安達祐実やつぼみと共通するものを感じる
ファンの男たちはきっともんじゃのように鉄板で焼いて食べたくなって股間がスタンディングオベーションしたに違いない

あと片岡礼子みごとな美しい土下座である
今回はヌード無し
「脱ぎましょうか」と意見しても「風邪ひきますよ」と止められる歳かもしれない

地獄少女の世界を穢してしまった
地獄通信(笑)が本当にあれば自分も地獄行きだろう

                 感想 完

野川新栄