劇場公開日 2020年3月20日

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「家を出よう。映画館のために。」一度死んでみた 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0家を出よう。映画館のために。

2020年4月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

2020年映画館鑑賞31作品目

面白い
面白いわけだよ
いいセンスしてる
auのCMを作っている人が監督だもん
これからどんどん映画を撮ってほしいね

だから死んでくれ
こういうご時世だと不謹慎に感じてしまう
不要不急の外出を自粛しなくて良かった
緊急事態宣言が出されそうだから映画好きとしては不要不急じゃないんだけど

広瀬すずは今回デスメタルバンドのボーカル役でヒロイン野畑七瀬
全然デスメタルじゃない
女子中学生のヒステリーかよと思った
吉沢亮が演じたゴーストも本編で「遅れてきた反抗期」と評する

なぜか中指ではなく人差し指を立てる
あれじゃ最後の晩餐のトマスじゃないか

ゴースト役の吉沢亮は今回華が無かったがバンドメンバーも華が無かった
役作りとヒロインを引き立てるためだ

七瀬はわりと知的だったりする
パスワードは元素記号とか番号がわからないと解明できない
懐かしいな科学の教科書

靴下を脱いだ手で広瀬すずの頬っぺたをつかまないでほしい吉沢亮

主人公は七瀬の父親で薬品会社の社長で薬で仮死状態になる
主演の堤真一はコメディーでよくやりそうな髪型

死神火野役のリリー・フランキーがいい味出していた
黒いスーツに黒のネクタイ黒い帽子がオシャレ
ニヤニヤしながらのあの物腰がいい
ヒロインがバラードを歌うときなぜか変顔になる

三途の川は手漕ぎのボートで渡るのね
流れる曲はモルダウ
ベタです
十代のとき学校で歌ったなモルダウ
チェコスロバキアより日本を称えろよと当時は思った
堤リリーのCMのパロディー好き

タイトルは忘れたけどクリスマス・イヴに流れる古い洋楽と主人公が棺桶に入れられ強奪されるときのハンガリー舞曲が良かった

研究者役約2名ブサイク
じいさん役松田翔太イケメンいい味出してる

役員に真鍋かをり
お久しぶり

オタクにあの3人は悪意を感じる
でも納得できる
デスメタル本来の客層ではない

ホテル支配人役の妻夫木聡も良かった
抵抗するけど結局丸め込まれる

そのほか贅沢な脇役のみなさん
日本の娯楽映画はこうでなくちゃ
この国に生まれてきて良かった

狭いところで着替える特技はご都合主義だけどまっいっか
火葬場で焼かれてもギリギリセーフ
燃える!お兄さんなら「熱いじゃなーい」とか「バカバカバカわしのバカー」なんだけど

だいたいにして病院以外で死んだら必ず警察が調べるんだよ
死因が司法解剖じゃなくて良かった
なぜか北海道日本ハムファイターズの小笠原道大ヘッド兼打撃コーチを思い出した

エンドクレジットは魂ズのミュージックビデオ
おまけにヒロインとゴーストのキスシーンは蛇足だったかな
嫉妬じゃないよ
どうせやるならエンドクレジットの前にやれよ
コナンくんとかならおちゃらけだろ

野川新栄