劇場公開日 2020年3月20日

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「くっだらね~(褒め言葉)」一度死んでみた flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0くっだらね~(褒め言葉)

2020年3月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

お話の紹介は…いいよね(笑)
どってことない話で「んなわけあるか!(笑)」の連続でもあるのでまあマジメに論じるようなストーリーではない。
そのファンタジーな話にこれでもかと突っ込んでくるギャグを信じられないほどの豪華キャストがそれぞれ楽しそうにはっちゃけて演じているだけで理屈抜きに楽しいったら(笑)

えーっ!?古田新太?池田エライザ?大友康平?佐藤健?竹中直人?は、原日出子?
と、ほとんどが名前もないチョイ役で画面に現れる人たちを連呼してるだけで楽しい。
パンフにも出ていないあの人もチョイ役で出てきて、しかもそれがラストの伏線になるという贅沢さ(笑)
(ちなみに俳優ではない)

重要人物の数人も楽しそうに他の作品では見たことない顔を見せてくれる。
特に地味で存在感がない松岡も面白かったが、何と言っても木村多江!
木村多江はまあ、悪ふざけ、と言っても良いと思うほど振り切れてる。まあ旦那がアレなので、あのくらいの人でないとアレの妻は勤まらなかったんだろな、と妙な説得力あり(笑)

そして広瀬すず。
顔芸まで繰り出しての笑いをとる演技は素晴らしい。笑えた(笑)
そして意外に歌が上手い。ですですですですも最後の声を高く伸ばすところなど、なかなかヘビメタっぽくて良かったし、水平リーベは不覚にも感動してしまった(笑)
やー、ヘビメタバンドという設定なら、ここは広瀬すずのデスボイスも是非とも聴いてみたかったな。

とにかく隅々までふざけよう、笑いをとろうとする意欲を感じる映画で、思う存分笑わせてもらった。

flying frog