劇場公開日 2018年11月2日

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「声を上げることの重要性。身につまされるドキュメンタリー。」華氏119 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5声を上げることの重要性。身につまされるドキュメンタリー。

2018年12月13日
PCから投稿

悲しい

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:政治的な価値観は置いておいて、「自分から声を上げることそのものの重要性」を感じさせる内容に。改めて考えさせられる部分が多い。
否:内容は言うまでもなく政治性が非常に強く、かつムーア節で淡々と進むので、そもそも興味があるかないかで好みは大きく分かれそう。

 当たり前といえば当たり前ですが、あくまでも「マイケル・ムーア監督の視点から見たアメリカの現状」を訴える作品ですので、観る人の政治的思想や価値観、好き嫌いによって、評価は180度変わる内容です。
 しかしそういう主観を抜きにしても、何かこのままではいけないと感じる出来事に直面した時、流されるがままに何もしないのではなく、自分から声を上げることの大切さを、改めて教えられる内容でもあります。
 この作品を取っかかりに、政治から社会問題に至るまで、自分自身の意見を考え直すきっかけになりそうな、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド