「時々思ってしまう(ここもiPhoneで撮ってるんだ〜)が物語のジャマをする」アンセイン 狂気の真実 maruさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5時々思ってしまう(ここもiPhoneで撮ってるんだ〜)が物語のジャマをする

2019年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

映画の謳い文句「全編iPhoneで撮影」が、どうしても気になる。

話題作りのためなのか、iPhoneで撮影することで「追われている」感・主人公の「ストーカーに見られている」感を演出しているのか、商業用フィルムから家庭用の8mmフィルムに落とす事で画面に独特の不安感が演出されるように、商業用フィルムほどではないが画質は劣るiPhoneの画面に落とすことで、B級映画っぽさを演出しているのか。

撮影開始は2017年7月だったらしく、公開時の2018年3月ほど珍しさや驚きは、今観ると薄い。「全編iPhone撮影」も、2019年後半の今となっては「スマホで映画くらい取れるだろう」と思ってしまう。…ので、これから見る人は「全編iPhone撮影」は気にせずストーリーだけに集中して観ると、いいかもしれない。
「iPhoneで映画が撮れるの!?」という時代に劇場で見てたら、もっと興奮していたかもしれない。それでも(ここもiPhoneで撮ってるんだ〜)がジャマをしていたかも。
でもおもしろかった。

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maru