劇場公開日 2019年5月3日

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「「自分の人生は、自分だけのもの。」。先の読めない、痛快なギャンブルバトル!!」映画 賭ケグルイ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「自分の人生は、自分だけのもの。」。先の読めない、痛快なギャンブルバトル!!

2019年5月30日
PCから投稿

楽しい

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:予備知識は、最悪無くても大丈夫そう。先の読めないギャンブルバトルの行方に、思わずハラハラさせられる。ヒロインのキャラクターも痛快。
否:設定や展開は荒唐無稽すぎて、ツッコみどころも多すぎる印象。

 一応冒頭で簡単に説明はしてくれるので、前知識は最悪無くても楽しめそうですが、今回は少ししか出てこない登場人物なんかも多いので、やはりドラマ版はチェックしておいた方がイイかも知れません。
 ギャンブルが全てを決める学園にあって、それを牛耳る生徒会に対し、臆することなく戦いを挑んでいくヒロイン・蛇喰夢子。その天真爛漫な言動とは裏腹に、勝負となると大胆かつしたたかな策略で全てを出し抜いていくその姿は、痛快を通り越して怖いくらいです(笑)。
 そしてそんな夢子の戦いに、第3の勢力として現れたヴィレッジがどう絡んでいくのか、その存在からも目が離せません。夢子や芽亜里、木渡も入り乱れ、戦い続ける彼ら・彼女達の勇姿には、思わずグッとくる人も多いはず。
「自分の人生は、自分だけのもの。」
という夢子の言葉が、胸に染みました。
 果たして最後に笑うのは誰なのか。ツッコみどころはあるけれど、どんでん返しの連続に最後までハラハラさせられる、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド