劇場公開日 2019年5月3日

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「今年観た映画の中に最高の一作だと思います」映画 賭ケグルイ 桜 維新さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今年観た映画の中に最高の一作だと思います

2019年5月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

ストーリー進行は何回も逆転した。特に夢子のギャンブルの部分、今年のかつてない緊張感や絶望感があります。敵も強すぎます、切ない感も。
真実が明かされた時、その場に居た全員の演技力が炸裂です。
美男美女も多すぎて、小道具やCGや舞台創りなども本当に素晴らしい、日本中枢を握っている一名門私立高校に対し出来るだけの想像にふさわしい。

一番感動したのは浜辺美波の演技です、泣き顔・ぶりっ子の仕草・怒り顔・捨て子のお願い目…凄かったですわ。
クライマックス時のゲーム勝ち方、若しくはゲーム自体は予想外に変化した。夢子と村雨の力は恐ろしくて、ギャンブルゲーム自体も変えた。結果的に、夢子と村雨の両方の思いが実現した。

村雨役の宮沢氷魚は豆生田役の中川大志と同じ、素晴らしい演技をこの作品に注いだ。この作品はトップの若い役者を揃いすぎません?w
でも村雨は豆生田と違って、あまり喋らずにけど、オーラを絶えずに出し続ける。

僕はよくルネサンスの時代劇を観たから、映画中の告解とか、聖女とか、カルト集会とか…ルネサンス時代感が凄かった。脚本家のレベルの高さは恐ろしいね。

とにかく、凄く盛大なギャンブル大会である。これは高校で行うことって本当に素晴らしい。大笑いときや緊張顔半っぱないときが何回も交錯して、転々と感情に刺激を与えて、もうわけわからなくなった、大パーティーが終わった後のように本気に疲れたw。

(怪物は必ず周りの人に傷つける、だが怪物じゃない人もいつも知らないうちにか・知っていても人に傷つける、時々より酷く傷つける。
同じ傷つけるのなら、怪物になって傷つけるの方がマシだ。せめて怪物間の傷つけることは栄誉的に・かつよく新たものを創りだしたのですから。)

桜 維新