「マシュのビビッドアングルが拝めないFGOなんて」劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 前編 Wandering; Agateram Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マシュのビビッドアングルが拝めないFGOなんて

2021年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

難しい

まず自分はFGOゲームは全くプレイの経験がないので(そもそもゲーム自体ソシャゲすらもプレイしない)、このシリーズは例えストーリーが難解であってもバトルの迫力と映像美を堪能できればOKかな、と言うスタンスで鑑賞しています。一方FSN/F-Zeroはお話がシッカリしている事を望みますが。
そして今作は、まず先に『絶対魔獣戦線バビロニア』と言うTVシリーズを一昨年視聴して大雑把な設定背景を理解していたので、本作についてもそれ程高い敷居ではありませんでした。とは言え全くの一見さんを寄せ付けない作品である事は違いなく、ダ・ヴィンチや三蔵法師が女体化して出てきた時点で完全に蚊帳の外に蹴り出される事でしょう。

前後半の2分割であるため前半だけ鑑賞して云々語るのも難ですが、FGOはどうしてもゲームプレイヤー目線の2人称的な内容なのは否めず、ソレが行きあたりばったり感やご都合風味を醸し出してしまう傾向にあると思われます。また舞台設定もエルサレムの聖都がイヤに未来風な建物のデザインだなぁと。そしてモブをシッカリ描いているものの皆同じ様な動きをするので、些か“質感”が足りない絵面でした。
そして戦闘シーンもアニメならではのカメラワークや、あり得ないアングルからの描写なども今回は特に見られる部分はなく、それらもあってか全体にフラットでメリハリがない・抑揚がない印象を与えてしまった様です。個人的にはマシュの尻神カットが無かったのは意外でしたが‥‥

そんな感じの前半戦でしたが、後半がどの様に展開するかによっては本作の印象も変わってくるのかと思います。勿論どんなストーリーに纏まるのかもそれなりに興味ありますし、キャラの魅力が引き立つ迫力の映像・動画を楽しみにしてます。ヤッパリFateはこうでなくっちゃ、と思える作品になる事を期待してますが、どうなることやら‥‥

Geso_de_Nyoro