劇場公開日 2021年3月5日

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「何でまたこんなことしてんだ、俺!」太陽は動かない サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0何でまたこんなことしてんだ、俺!

2021年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

久々の公開日鑑賞。
映画館もようやく営業時間短縮がなくなり、仕事帰りに映画を見ることが出来るようになりました。嬉し

そしてようやく大作です。
予告からもお金がかかっているんだろうなと伝わってきて、しかも主演が藤原竜也ということで期待しないわけにいきません。そして、主題歌はking Gunだし

確かに、質が高いのは分かります。
初っ端から迫力があったり、海外ロケを1ヶ月行っただけにいい意味で日本映画っぽくないし。
ただ、思ってたんと違う...ってのが正直な感想です。

謎の秘密組織AN通信の鷹野(藤原竜也)と田岡(竹内涼真)は、日々極秘情報を掴むべく世界を飛び立っていた。しかし、彼らの心臓には情報漏洩を防ぐために爆弾が埋め込まれており、定期連絡を怠ると爆発する。

まず、藤原竜也史上最高のアクションと言っていいほどアクションシーンが秀逸。映画館でしか味わえないであろう迫力と、心地いいほどのテンポの良さが魅力的。
邦画好きよりも洋画好きにオススメしたくなる。

藤原竜也と竹内涼真はもちろんのこと、脇を固めるピョンヨハンや加藤清史郎、鶴見辰吾に佐藤浩市が程よく盛り上げてくれる。特に初めましてのピョンヨハン。凄くいい俳優さんだなと思いました

最近では「名も無き世界のエンドロール」でも使われている技法?だが、現在と子供時代を交互に映し出す脚本は結構好き。そのため、飽きることなぞ1度も無いしどちらも続きが気になる!と集中できる。

ただ、WOWOWのドラマ版も見ておかないとダメだった作品のよう...?
このレビューを書いている3月6日にドラマ版が一挙放送されますが、放送するなら公開前にしないといけないのでは? これがわざとでもう一度見させるように仕向けたのなら、この手法はもう終わりにしていただきたい。最近多すぎます。

主軸となる話がここまで難しくある必要が感じられない。
今作で大切なのはあくまでも"過去"。なのに、ミッションの方を深入りし過ぎて過去のことが疎か。
ドラマ版を見てないのが悪いのかもしれないが、にしてももっと説明を入れるだとか上手いこと照らし合わせるとかして欲しかった。

迫力はあるものの、やはりドラマ向きなんだろうな。
映画にするには少し無理があるような気がした。
2時間じゃこの話をまとめるのもキツイよね

面白くはあるんだけど、不満が多い映画でした。
かなり質は高いだけに勿体ない...。
というか、藤原竜也も大変ですね。
デスノートを扱ったり、地下帝国に送り込まれたり、殺し屋しか集まらないダイナーのシェフになったり。

サプライズ