search サーチのレビュー・感想・評価
全78件中、21~40件目を表示
純粋に楽しめる。
基本的にこの作品を見て時間を損したと思う人は少ないでしょう。大変良く出来たストーリーとPC画面を駆使した設定ドラマとでも言う舞台設定で見るものをハラハラドキドキに誘う。特にこれをPC画面でVODで見た者にとってはより現実感が増したはずである。エンディング迄のどんでん返しの連続は見るものを飽きさせないのだ。娘をアメリカに留学させようと考えている人は隣の人がどういう人か、この映画を見た後ではちょっと怖いかもしれません。
高校生の娘と父親の関係は
良好なものではなかった。
妻の死後、2人暮らしをしていたある日、娘が帰ってこなかった。
いつも通りと思っていたが、電話やメールをしても反応がなく、娘の習い事先に連絡をしたところ半年前にとっくに辞めている、と。月謝は娘に渡し続けていたはずなのに。
事件に巻き込まれたと思った父親は実の弟に相談してみるが、高校生くらいなら無断外泊なんてあるあるよ、とたしなめられるが、いよいよ警察に相談することになる。警察に依頼した一方で自身でも娘のSNSにログインをして、独自に捜査を始める。
この映画のおもしろいところはスクリーン全体を使ってPCの画面を映しだし、馴染みの起動音やクリック音が流れてくるところ。
そして高校生らしく、様々なSNSをやっているが、フォロワーの多くはSNSでつながっているだけの薄い友達関係。父親が娘のことを聞き出そうとするが、ほとんど知らないと言われてしまう。悲しい。けど、SNSでつながっているだけの関係は、このご時世あるある。本当の友達ではないのだ。
そしてこの捜査で父親は娘のことを何もしらなかったんだ、と気づいてしまう。
わたしも高校生の頃、親にとやかく言われるたびに何も知らないくせに、と思っていた。父と娘の関係構築はなかなか難しい。
警察からはマーゴット(娘)は、免許を偽造してお金を、送金していると情報がはいる。何か犯罪を犯していてどこかへ逃げたのではないか、と。
父親はそれを信じず、独自に捜査を進め続け、SNSの写真の情報から、マーゴットの車を見つけ出す。
でも車が見つかっただけてマーゴットはいなかった。
さらにそこから、実の弟との関係、事件の真実に父親自ら見つけ出し、事件は解決する。
途中父親が暴走し、娘を悪く言う一般人にからみだし、それを撮影してるまた別の一般人がYouTubeにクレイジーな父親としてあげたり、まさに今の時代を反映している。
SNSを駆使すれば今は本当に事件は解決するかも。
最後のどんでん返しは見事。
まんまとだまされました。
これは、思っている以上だった。
物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していく
っていうのは知っていたけど、
それだけじゃない脚本と展開で
終わった後は、すごいものを見た気になった。
前半はたいしたことないのかなぁと
思ってたけど、後半からグッと息ができなくなる感じ。
ネットの怖さ、子どもの行動が把握できない怖さを
追体験した。
お父さんの娘への愛、必死さに共感した。
お父さんよく頑張った!
見入ってしまう
サスペンススリラーでは中々感情移入しないけど、本作は最後まで緊張感あり、見入ってしまった。全編PC画面と聞いて、見にくいのかと思いきや、かえって臨場感があった。facebookやSNSを追跡、当然娘のパスワードも分からず、自分の知らない娘を知ることになり、リアリティがあった。弟含めて、次々と犯人と思わしき怪しい人物が浮かび上がるが、まさか親身になってくれた担当捜査官が犯人だったとは、驚き。SNS上の友達に娘の様子を聞くも、そんなに親しくないと、一体親からすると何が友達なんだ!正しく現代社会を表してる。主人公がアジア人というのも珍しく、監督がインド系アメリカ人だからか、そこも親近感が湧いた。娘が生きていて良かった!PCを駆使するが、特別難しいことや、現実離れすることで魅せる訳ではなく、ストーリーがしっかりしており、そこで魅せていた。
ほぼ全て画面の中
話の展開がほぼ全て画面の中の画面映像で行われます。
見てもらえはわかる通り、普通の外の風景映像などがありません!
全部カメラや画面の中ごしで話が進んでいきます。
そしてラスト、生きてたぁぁぁぁってなりました。
ママの話をしたかったマーゴット。
ママもそう思ってると、パパからママと言うワードが出たことがラストシーンで、ジーンときます。
なんだか女の警官が捜査に無駄に必死と言うか、河辺に行ったという父親からの連絡を受け、とんでもない形相で、夜遅いのに駆けつけようとするところとか、行方不明になったとおもわれる湖の崖とかの危ない区域は、警察で先に捜査済みです。ってペンでバッテンつけるシーンとか、ちょこちょこ、ん?なんかにおうぞのところがありました。
息子をどうにかして守る母親像というのは、前の偽の募金活動を本当のことにしてしまっているあたりから出ていましたね。
息子が殺害してしまったことをかばうために女刑事は嘘をついて、真犯人をも薬漬けにして自白させて犯人にし向けあげ、最後はその本人は自殺したことにして、殺害していて、結局殺人犯になってました。
家族愛ってこんなに歪むんですかね?
間違った方へ行ってしまっていましたね。
父親の調べる技術と言うか、なんかストーカー気質すごそうなほどの、検索技術持っててちょっと怖かったです。
今の時代、snsや、顔もわからない人との交流ができるネットから始まった殺人犯。
実際にあってもおかしくない出来事ですね。
弟さんが、マーゴットに手を出しているのかと思った時は、うわぁぁぁでしたが、マリファナで、なんだよ、びっくりしたなもう!でした。笑
前半なかなか長めの前置きですが、後半でギュッと詰め込んで巻き返してくれる作品でした。
ずば抜けて面白いというほどじゃありませんが
マーゴットが本当に生きててよかったって見終わって胸がほっとする映画でした。
PC画面縛り面白い!
PC画面のみという事で見辛さや話の間が持つのかなとか気になりましたがいやいやサスペンスとしても面白かった。
MacやWindowsのデスクトップのフォーマットやスクリーンセーバーだけで場面転換も中々分かるもんですね!思っていたよりも表現の幅が広くて驚くし普段PC使ってる時のあるあるからこんな事までいけるんだ!?な発見まで含めて楽しめました。画面だけを写すルールが話を面白く演出していてテンポも良いし良作。
あと、娘のSNSが芋づる式に出てくるのも面白かったですね。親に見られたくねーって気持ちになりつつも娘の知らない一面が垣間見えるのは物語に深みが出るし!
視野が狭まりがちなSNS上でのありがちな勘違いみたいなものも面白かったし、情報が増えるに従って視野が開けていく感じも良かったです。
あとはお父さんがちょっと渡部篤郎に似ていて、娘のいる父親のイメージ合うな〜と。
話の内容もティーンエイジャーの娘とお父さんの組合せにとても合っていました。うん。見て良かった!
今回はあくまで親子世代のギャップに寄った話だったから、次に似た様な手法の話があればもっとコアで登場人物が何者か分からなくなりそうなのも見てみたくなりました。
データはデータ
面白い。今どきのネットを使った話なんだけど、要は最後は人の頭で解決。ネットには、孤独な人の救いがあるのだとしたら、それはそれでいいことと思う一方、ほんとではないことが溢れていて、子供たちにとっては、改めて危険なことに繋がることも多いと、 ドキッとする。
ハッピーエンドにするならもう一工夫欲しいかもしれません。
父親が失踪した娘を探す為に、ネット上で娘の情報を探して行く・・・と言うストーリー。
ハリウッド映画ながら、「インド系の監督」と「韓国系の主演」という少々珍しい映画。少し不安に感じながらの鑑賞でしたが、結果からいうと、面白い映画だったと思います。PCでのやり取りを中心に物語が進むっと言う設定の妙。また、終盤で二転三転する展開は目が離せません。
設定が特殊なので、少しばかり無理があるシーンやストーリー展開があるのは事実ですが、全体の面白さを損なうものではなかったと思います。
ただ、ハッピーエンドにするのは無理がありすぎのように思えます。逆にハッピーエンドにするのであれば、若干でも展開を微調整した方が良かったのではないでしょうか?少し残念に感じました。
"missed call" メッチャスリリング!
メッチャ面白かった!多分本作って日常的にPC使ってる人とそうでない人でスゴく評価が別れる気がするんですけど、個人的には仕事でもプライベートでもずっと使ってる自分としては物凄くハマれる作品でした。
単に画面作りが変わってるだけじゃなくって、根底にあるのは親子関係の物語なので、そこも良かったんでしょうね。父親は父親で気を使って娘の前では亡くなった母親の話しないようにしてて、娘としては母親の話をしたい気持ちで。でも、こういうのっていつも「母親が見てるぞ」なんて言われ過ぎてもまたウザいし。あー、親子でもバランスって難しい。とにかく最後娘さんが無事でホント良かった。
日本とアメリカでSNSの使い方って随分違うと思うんですよね。日本人は匿名性を好むので、あんなに自分の名前ネットに撒き散らさないと思います。アメリカ人は正反対でガンガン自分の名前出していく。その辺の感覚の違いも面白かったですね。インターネットで探し当てるって日本の方がハードル高そうです。でもネットの方が本音を出しやすかったりするのは日本もアメリカも変わらないんですね。後、父親が勢いにまかせて打った文章を見直して書き直してましたが、あれ大事です。感情まかせの文章って送った後に後悔って誰しもありますよね。スゴい冷静だ!
別に有名な俳優出てる訳じゃないし、ずっとPCの画面って辛いかなっと思って映画館に行くのは避けたのですが、こりゃ映画館で観ときゃよかった!
面白い!
初めはなんてない殺人事件で終わりなんかなと思っていたら
このお父さんの検索力がすごくて犯人を突き止める。
ちゃんとネタフリもしっかりしていて、そこに繋がるんだと感心させられた。
SNS・パソコン上でのやり取りで進められていくので今までにない映画でした。
もしお父さんが自分なら本当の犯人はつきとめられなかっただろうと思ったら…とても怖くなりました。
面白すぎるっ!!!!
衝撃的なおもしろさだった!
まず、家族の状況をパソコンを使ってうまく表現しているところに感動✨
子供が産まれてから家族の時間、
それから妻が死ぬまでの流れをセリフなしによく表現できている。
妻の退院が延びてしまう所の死を予感させる所とか、
うまいなぁと感心した。
全編通してパソコン画面上でストーリーは進んでいくけれど、矢印の動きやタイピングで主人公の心情をうまく表現しており、とても観やすかった。
何度も怪しい人物が登場し、
弟が犯人だろと思ったらまさかの怪しい男が犯人…
かと思ったら、え?モデルの女⁈
じゃなくて、担当捜査員が犯人って!!!!
怖すぎる。
しかし…
インターネットに支配されている現代
やはり自分の身は自分で守るしかないのだと痛感した
安易に個人情報や顔出しなんてするもんじゃないね
斬新
画期的な発想と評判だった本作品。
映画館で観なくて良かったと、ぼんやり思う。PC画面をスクリーンで観るよりは、臨場感というか親近感が湧くような気がした。
物語的には、二転三転して面白かった。
ただ、そのキッカケが強引にも思えた。
アメリカの社会事情に明るい訳ではないが、少々神経質的な父親像にあまり共感できず…そのキャラ故の感想かと思う。
想像力が豊かというか、劣等感が強いというか…自分以外の誰も信じていないようにも思えた。だからこそ中国系移民のようなキャスティングだったのかなぁと勘繰る。
あの孤立感がネット民を具現化してるのですと言われれば、あぁなるほどねぇと思わなくもない。
結局のところネットを通して繋がってはいるけれど、皆さま独りだったのかなぁと。なんつうか、対面さえしなければ体裁を繕い放題な社会に、ふと疑問も感じたりする。
そして、アメリカのマスメディアのあり方が、映画のままなのだとしたら、プライベートもクソもないなと。映画の嘘でないのなら、デリカシーのかけらもない。容赦なく晒される現状に恐怖すら感じた。
多少強引な展開や絵はあったものの、その全てを「画面上」で収めたアイデアは、やはり素晴らしいと思う。
なりすましに代表される、ネットに蔓延る「嘘」と使い方も上手だった。
まぁ、なんにせよ、かなりカオスな空間が日常に浸透してるのは間違いない。
その便利なツールを俺はまだまだ使いこなせていないなと、あの父親を観て思った。
斬新なコンセプト!
PCの画面上だけで、娘の行方を探すという斬新な設定を描いたことがまずはスゴいです!
前半はまさに思っていた展開。娘のキムのやってるSNSの情報を片っ端から集めて、キムの身になにがあったのかを追求していくストーリーは斬新で◎。後半の方は、テレビニュースの場面がメインになる部分が多くあってちょっとイメージとのズレが出てしまったな。まあ、画面越しの展開っていうテーマに沿わそうとするとやむを得ないか。けど、テレビニュース画面がメインだと、普通のサスペンスとの違いが弱くなってしまったかなと。PC画面でヴィック捜査官の真実という核心に迫るときのシーンとかホントにおもしろかったので、この展開が終始続いていたら、満点だったかも。
ふと、電話番号とか、今どこにいるかとか、検索一つでバンバン情報が出てきてたけど、ホントにそんなに世の中になったら、怖いですね。
斬新な手法と古典的物語
ストーリーが最初から最後まで、パソコンの画面上の映像で展開していくという何とも大胆な手法がこの映画の最大の特徴であり、“ウリ”だろう。
ともすれば、表現の足枷になりかねない手法を使いこなし、サスペンスを盛り上げていく手腕は見事と言うしかない。
特に冒頭、パソコンに保存された写真や映像やカレンダー、メモを使って家族の歴史を描いていく手際の良さには感心するしかなかったが、心のどこかで、家族の歴史のすべてがパソコンの中に?と釈然としない思いも抱いたことも確かだ。
それぞれに妻、母親を亡くした父と娘。
同じ人を亡くしても、悲しみを癒す方法は違う。
父は妻についてなるべく口にしないことで悲しみを乗り越えようとし。娘は事あるごとに母親を話題にし、
彼女を忘れないことで乗り越えようとし、
父ともその時間を共有したいと思っている。
ここのすれ違いが、父と娘の間の溝に繋がり、
気づいてみたら、父親は娘のことを何も知らなかったという事態に陥ってしまった。
もしも、母親について二人で語り合う時間が持てていたら、娘は叔父とマリファナなど吸うことはなかっただろうし、夜中に湖に一人で行くこともなかっただろう。
マリファナ吸うことの是非はともかく、
母親を亡くした寂しさ、その悲しみを父親と共有できない寂しさで元気のない彼女を叔父が見かねたのだろう。
一方、加害者となってしまった刑事の母親とストーカーになってしまった(ストーカーという言葉は強すぎるかもしれない。友達になる方法を間違ってしまった)息子の関係においては、子どもが間違いを起こした時の親がどう対処するかという問題が事件を引き起こした。
息子が電話をしてきた時点で、警察を呼んで捜索していれば問題は大きくならなかったし、息子も事故の隠蔽を望んでいなかったように見えた。
刑事という立場ゆえの自身の保身もあっただろうが、
子どもの起こした事態にきちんと対処できない親は昔から珍しくない。
5年後、10年後にこの映画を観た時には、
この手法も大して新しくは感じなくなっているかもしれないが、この二組の親子の物語は、その時も普遍性を持っていると思う。
メインキャストがアジア系であることも話題だが、最近では(クレイジー・リッチ!』の成功もあるし、
アフリカ系キャストメインの『ムーンライト』『ブラック・パンサー』は内容も評価され、興行的にも成功している。
もはやハリウッド映画も、若く美しい白人男女のスター俳優が主演しなくとも、映画自体のクオリティーが高ければ問題ない時代になっている。
不確かな手がかりで勝手に行動しないで
映画「search サーチ」(アニーシュ・チャガンティ監督)から。
作品を思い出すには、解説文の一行で充分であるくらい、
「物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していく」
インパクトの強い作品だった。
というよりも、自分の行動がリアルに映像化されているみたいで、
ちょっびり怖いものを感じた。
マックの起動画面で笑いながらも、えっ、こんなこともできるのか、と
試してみたくなるテクニックが満載で、サスペンススリラーのはずが、
「PC(Mac)の上級編」って感じで観終わってしまった気さえする。
さっそく試して観たのは「Google」の「画像検索」(笑)
(恥ずかしい話、こんなことができるなんて知らなかった・・)
さて、話を映画に戻すが、作品の中で頷きながらメモした台詞が、
最後の大どんでん返しによって、意味が変わってくるから面白い。
「誰かを疑ってもいい。でも動くのは警察よ。
不確かな手がかりで勝手に行動しないで」
「僕が間違ってた、どうすればいい」「何もしないで」
勝手に行動されると捜査が混乱するのかと思いきや・・(汗)
今までの映画のイメージを、良い意味で崩された作品であり、
監督の次の作品が楽しみになってきたなぁ。
P.S.
英語のスペル「haha」が、字幕では「 (笑)」と訳された時は、
思わず、メモしてしまいました、へぇ~って感じで。
トリッキーだけど王道
PC画面上で物語が展開するというトリッキーな作品。固定化しているのに、ストーリーとしては二転三転する展開を用意していて、全く飽きない。
ネタも分かりやすく、サスペンスの王道、という感じ。
全78件中、21~40件目を表示