劇場公開日 2018年10月20日

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「頭隠して二の腕隠さず」ファイティン! KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0頭隠して二の腕隠さず

2018年10月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

取ってつけたようなヒューマンドラマにまんまと泣き、しつこいくらいの小さなギャグにまんまと笑い、腕相撲の勝負の場では強く拳を握ってマークを応援できる。
直球どストレート。
色々な要素が入っていて、どれも王道なので筋は大体わかるけどそれが良い。

不器用で口下手なマークのラストの言葉と表情を思い出すだけで涙が出てくる。
試合の時に手の調子が良くなさそうだったのは、沢山の人の想いが自分の手と腕に染み付いていることに慣れず重く感じていたからなのかもしれない。
それを昇華した瞬間の彼の顔付きの変化がとても熱い。

メインの人物はもちろん、脇役や小さなキャラさえ魅力が大きい。
チョロいヤクザの取り立て二人組と韓国No. 1のコンボと老け顔の弟子たちが好き。
悪役もコテコテの悪いヤツで逆に笑える。パンチは怖かったけど。

ただ、もう少しドラマを削って腕相撲の強化や勝負のスリルにベクトルを向けてくれても良かったかなとは思う。
廃車を使ったトレーニングがユニークすぎて最高だったのでもっと色々な練習姿なども見たかった。

ニノウデフトシ君ことマ・ドンソクがとにかく可愛くて可愛くてたまらなかった。
アメリカ育ちだから韓国語の難しい単語がたまに分からないくだりが好き。
まんまるの強面とむちむちモリモリの身体、良いな。
ほっぺをモチモチとしたいし二の腕に挟まれて窒息したいな。
そして子供達もとてつもなく可愛い!なんて良い子たちなんだ…
これから沢山の「家族写真」が増えていくのかな、なんて考え巡らせてニヤニヤが止まらない。

KinA