劇場公開日 2019年8月16日

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「無理やりミュージカルが良い」ダンスウィズミー 一徹堂さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5無理やりミュージカルが良い

2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ゴールデンウィークに、新しく買ったノートパソコンから、Windowsストアで、何気なく、VODでいくつか鑑賞しようと思い、海外作品が多い中、目についたのがこちらの作品。

パッケージのスタイルのいい主演女優が印象的で、「スウィングガールズ」を楽しんだ自分には矢口史靖監督というのも縁がありました。

主演女優は、三吉彩花。切れがある美人顔、特に視線と眉毛が良いです。劇中のダンスと、歌も本人ということで、初期の「さくら学院」にいたというキャリアが活かされているかまでは不明ですが、作品の良さに厚みを加えています。

「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」よりも、ミュージカルを無理やり話しの主軸に据えるために、ファンタジー的な設定が、意外でしたが、自分も主人公と同じように、ミュージカルに違和感を持つタイプなので、それに同意なので、すんなり楽しめました。

とはいえ、最初は、概要にあったあらすじで不幸になるというのが印象に残っていたので、展開にハラハラしました(笑)が、やしろ優さん、ムロツヨシさん、Chayさんや、各地の人たちとの絡みが、あきさせませんでした。

宝田明さんは、実年齢は感じさせますが、ノスタルジックなマジシャン・催眠術師がマッチしていました。「トゥナイト」と言えば、「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」のエンディングという固定観念を、ノスタルジックにして壊してくれました(笑)。

気になる部分もありますが、ファンタジーと思えば、単純にハートフルな映画として、楽しめると思います。

一徹堂