劇場公開日 2019年6月28日

「香取慎吾」凪待ち まあ映画好さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0香取慎吾

2020年4月30日
iPhoneアプリから投稿

ここまで香取君に感情移入させられるとは思わなかった。
個人的には白石監督は邦画では1番揺さぶられる作品を撮ってると思う。
邦画アレルギーぎみでも面白いなーと思う
今作も邦画にありがちなセリフで説明シーンがあまりないのは◎
登場人物の行動原理が理にかなってるので説得力がある
頑固な亜弓の父が世話を焼いたり本当にいい人で、なのに裏切ってしまう心情もなんとなく気持ちが理解できる。
犯人の動機がいまいちわからないが、何気ないセリフや、ラストのセリフと表情がとても不気味でなんとなく好意があったのかな?とか。
ほかにも、終盤のかつての同僚がテレビにでてあとの香取君の行動、行き場のない怒り。
しかし香取君のだめ人間っぷりがなかなかすごかった、こんな演技のできる俳優だったのかと、こち亀とか、ハットリ君とかのイメージが強すぎるのでこの凪待ちも映画館でみようとは思わなかったんだけど見ないともったいない作品だったね
ちょっと残念なのは犯人探しがテーマではなかったのでリリーフランキーの持ち味があまり活かされてないような感じと、ヤクザ関連でのご都合主義なところかな?
でも、希望のある終わり方でよかった。

まあ映画好