劇場公開日 2019年6月28日

「白石和彌 監督作品だから、どんだけバイオレスで、ろくでなしの男を香...」凪待ち stompさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5白石和彌 監督作品だから、どんだけバイオレスで、ろくでなしの男を香...

2019年7月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

白石和彌 監督作品だから、どんだけバイオレスで、ろくでなしの男を香取慎吾 が演じるの?と思っていたけど、深い所では、優しさや愛情をちゃんと持っていて知っている、ろくでなしでした。
堕ちる所まで堕ちても、帰る所があるのが救い。

リリーさんは白石作品での「やはりね」と思う安定の役どころ。

郁男(香取)が、よれよれのシャツを着て大きな身体を震わせながら泣きじゃくる姿は、たぶん一生忘れられない。
そんなシーンも含め「今まで見た事のない香取慎吾」とあるけど…そうかな?
確かにパブリックイメージとは違うけど、闇を感じる部分は、ずっと前から彼にはあった。
「演じる事は苦手」と言っているけど、この作品で役者として1段上がって、転機にもなったはず。今後が楽しみです。

黒慎吾ちゃんを前面に引き出してきた白石監督が凄いんだな、きっと。

平日夜に見に行ったせいか、めずらしく男性客も多かった。やはり白石作品だからかな。
個人的にも40歳以上の男性に観て欲しいな、と思う。

今年もまだ、12.3本位しか映画観れていないけど、間違いないなくmyベスト1。

コメントする
stomp