劇場公開日 2019年1月11日

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「より深く、より広い物語」クリード 炎の宿敵 4maさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0より深く、より広い物語

2019年1月31日
iPhoneアプリから投稿

今までのロッキーシリーズではスポットライトを浴びるのは主人公だけで、せいぜい前作の「クリード」でやっと二人の人間の物語になったものの、それまではあくまでロッキーだけの物語だった。しかし今作はアドニスを取り巻く人物それぞれに物語が用意されている。この映画はアドニスの物語であり、ロッキーの物語であり、ビアンカの物語であり、ヴィクターの物語であり、イワンの物語である。そしてそれと同時に、それぞれの「クリード」、「ドラゴ」、「バルボア」という3つの家族についても深く掘り下げられる。中でも「ロッキー4」で理解不能の殺人マシーンとして登場したドラゴとその息子視点の物語がきちんと用意され、冷徹だった父親が息子のことを想って下した最後の決断には目頭が熱くなった。「ひとりの主役」という偏向的な物語形式からより多角的な物語へと広がったという点で、今作は今までのシリーズと一線を画していると言えよう。

4ma
かせさんさんのコメント
2023年9月23日

あえて言えば、テーマは「親子」でしたね。

かせさん