劇場公開日 2020年12月18日

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「【メインテーマ】」また、あなたとブッククラブで ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【メインテーマ】

2020年12月20日
iPhoneアプリから投稿

この作品は、コミカルで切なくて、でも、世の中年に勇気も与える。
多分、特に女性の歳を重ねた人に…多分。
良い歳して、恋愛だのセックスだなんて…というセリフは、男性よりも女性に投げかけられがちなように思うからだ。

シャロンの言うように、愛を比喩で語るのはどうかと思う。
人それぞれ、違うものだからだ。

それに、愛は盲目という格言(?)も、恋愛経験の少ない若者に言われがちかもしれないが、いやいや、中高年にだって当てはまる。

さっき、NHKの「おやすみ日本」という番組を見ていたら、30歳くらいの女性からのお便りとして、

「婚活を繰り返して、理想的と思う人と結婚。約一年経ったが、相手に性的魅力を感じません。付き合っている頃から感じないのですが、夫はもっとベタベタしたいようです。尊敬はしていますが、やはり、性的魅力は感じないのです…」
というメッセージが紹介されていた。

解決策は提示されなかったけど、僕は、こういう人とは結婚しないと思う。

僕は離婚も再婚も経験しているけれど、適度にベタベタはする方が良いと思う…というか、ベタベタしたい方だ😁

性的欲求なんて、千差万別かもしれないが、肌が擦れあってゾクっとする感じは好きだ。

ブッククラブは、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイをきっかけに、何やら、女子会のようになってしまう。
前に、部下の女性に、女子会の卑猥トークの話をされて、驚いたことがあるが、きっとこの四人も、かなり生々しい話をしていたに違いないと勝手に考えてしまう。

高齢化社会というが、ヨボヨボで長生きするというイメージが、かなり変わって、健康な期間が長くて、長生きする人が増えるような時代になりつつあるようにも思う。
だから、もっと長く働くような環境が必要になるだろうし、そうすれば年齢に関わらず、出会いもきっと増えるだろう。
そしたら、もっと恋愛の機会は増えるかもしれない。

昔、南佳孝さんが作詞作曲した曲が、若い時代の薬師丸ひろ子さんが歌うと「メインテーマ」、自分自身が歌う時は「スタンダード」というタイトルだった。
恋愛のことだ。

もしかしたら、年齢に関係なく「メインテーマ」になる日が来るのかもしれない。

ワンコ