劇場公開日 2019年7月5日

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「蜷川の名前をひたすら傷つける」Diner ダイナー おがさん.さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5蜷川の名前をひたすら傷つける

2020年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

お父様は確かに名演出家でしたよ。
でも娘がその才能を受け継いでるとは到底思えない。
写真家を名乗ってる時からそうだったけど、ただ色の濃い写真を垂れ流すだけで何も感じられない。
人間失格はまだ観てないですが、映画監督としての才能は無いと思う。
今作に限って言えば、豪華なキャスト陣、それだけです良さは。
そのキャストの良さを一つも引き出せず、無駄なカットも多い、音楽の使い方も下手くそ、カメラワークもセンスが感じられない、音が大きすぎてセリフが聞きづらい、スマホゲームのようなキャラ紹介、原作未読ですけど原作にするくらいだから面白い作品なのでしょう、でも原作の良さはほとんど生かされてないのでは。
蜷川幸雄の名前がなければここまでいいスタッフ、いいキャストは集まらないでしょう、それを踏みにじっているのは全て監督です。
群像劇にするならもっとキャラ一人一人を上手く描くべきだし、アクションシーンもスローを多用しすぎでメリハリがない、なんなんでしょう、最後の2人揃ってビョーンって飛んで、ジョン・ウーの映画を観なさい。
ジョンといえばジョン・ウィックなんて殺し屋がたくさん出てくるけどスタイリッシュでまあまあのグロさ。今作みたいに赤い筋スパーって終わらすんじゃ興醒めです。
予算節約なのか本郷奏多の子供姿を顔のアップショットやバックショットでやり過ごす苦労が垣間見れます。
とにかくおうち時間が余ってしょうがない方はみてください、観て次の駄作のために課金しましょう。

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おがさん.