「ホッと気持ちが和むラストシーンを迎えられて何より嬉しく思えた!」Love, サイモン 17歳の告白 Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ホッと気持ちが和むラストシーンを迎えられて何より嬉しく思えた!

2018年11月14日
PCから投稿

楽しい

知的

幸せ

ティーンエイジャーの恋愛事情では、もしも彼や彼女と付き合い始めたら、家族にはどう話すかが、大きな悩みの種となるけれど、それがLGBTQの人達の場合は、その前に自分の性的な嗜好と言うか、セクシャリティーの相手が異性では無い場合は、その事を先ず、家族に告げなくてはならないので、2重のハードルを飛び越えなくてはならないシンドさが有り、クリアしなければならない大きなハードルが有る分悩みも人一倍大きくなって一人で悩む事も多い。
10代のセクシャルマイノリティーの人達は、セクマイではない人達の4倍以上の自殺率が有ると言われている事を前提に、本作を観ると主人公のサイモンの悩みが底無しである事もイメージし易いけれど、この映画の主人公のサイモンは、それ程暗さが無いように見えるだけ救われている。
やっぱり普通に高校生が、恋愛事で悩み、葛藤している様とそれ程変わりがないのは、爽やかで、救いが有る。
映画として客観的に観ていても、違和感はそんなにない。
10代は性に対して敏感な年頃だけれども、奥手の子もいるし、積極的な子もいるから、サイモンがクラスメートから裏切られ、学校ではカミングアウト出来ないで自分の本心を隠しているままの学生とかいるけど、それもどこにでも有る普通の学生の日常って言う感じだ。
色々なタイプの学生がいても当たり前。本作も普通の?10代の学生の恋愛映画って感じで、これが一般に浸透し、根付いてしまえば、敢えてLGBTの映画が制作される事も減っていくのだろうと思う。そう言う意味で今は映画のテーマとしてLGBT作品が増産の一途を突き進んでいるが、これも今の社会性を反映しての事だろう。
そして、主人公サイモンを演じているニック・ロビンソンは爽やか系の白人で有るけれど、彼がラストシーンで出会う彼は、白人ではなくて、人種が違っていると言う設定も、今の時代を意識した話として制作されている。
人類皆兄弟、皆家族として、仲良く出来る日が来る事を願って制作されたのがきっと本作なのでしょうね! なにはともあれ、ハッピーエンドは気持ちが良いものだ!

本作は横浜の単館映画館で観たとばかり思っていたけれど、9月にアメリカへ行った帰りの飛行機で観賞していたようだ。

ryuu topiann