劇場公開日 2018年11月2日

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「主人公の苦悩が伝わる。ハルクのようなストーリー重視の作品。」ヴェノム YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主人公の苦悩が伝わる。ハルクのようなストーリー重視の作品。

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

主人公エディは、人気ジャーナリストから転落し、
その日暮しをしていました。
ある日、ライフ財団の研究員から
研究所の闇を暴くよう依頼されます。

この財団は表向きは慈善事業をする優良団体ですが
秘密裏に宇宙で採取した地球外生命体「シンビオート」の研究を進め
人体実験を行い多数の死者を出していたのです。
実験に嫌気の指した研究員からのコンタクトでした。
この出会いが、彼の運命を変えることになった。

取材の最中「シンビオート」に寄生されてしまうのです。
頭の中で謎の声がする。自分の意志とは無関係に暴れまわる。姿形が変わる。
自分の怒れた状況に彼は苦しみます。
ここら辺の描写はインクレディブル・ハルクと重なる部分があると思います。
マーベル作品の多くにあるようバトルにこだわるのではなく
人の心に重きを置いているように感じました。

自分が自分ではなくなっていくさまに混乱し
それでも運命を受け入れ、悪だくみをするヴィランを打ち負かしていく。
心の変化が見事に描かれ、自分に与えられた宿命を受け入れるエディに
カッコ良さを感じました。

派手なバトルシーンや近未来的な乗り物などは特に登場しませんが
こういったヒューマンドラマもマーベル作品に合っているなと思いました。

Trinity