劇場公開日 2018年9月22日

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「ほろ苦エンタテインメント」バッド・ジーニアス 危険な天才たち andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ほろ苦エンタテインメント

2018年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スタイリッシュ・カンニング映画という表現はアレだがまさにそんな感じ。最初の恐ろしく泥臭い(よくバレないな...)手法からどんどん洗練されていく妙。そして主人公に程よく感情移入していく過程での物凄いハラハラ感。ドキドキする。
天才たちは危険というより、超頭良いけど素直で愚直。本当に頭働くのはおバカなお金持ちという皮肉さよ...。何というか、使う者と使われる者の関係性を感じてしまう。
最初は大人を出し抜いて爽快!といったような展開なのかと単純に思ったが、富める者と貧しき者、能力を生かせない歯がゆさなどなど、きちんと負の面も落とし込んであって良かったと思う。
最後のお父さんは泣くだろ。ありゃ泣くわ...。

andhyphen