劇場公開日 2020年12月18日

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「今回のヴィランは○○。」ワンダーウーマン 1984 Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今回のヴィランは○○。

2021年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DCEU作品は全て観ています。
感想
結論から述べると前作の方が好きでした。前作はキャプテンアメリカ ザ・ファースト・アベンジャーの物語をトレースした様な作品でしたがガル・ガドットさん身体的ポテンシャルの高さ、美しさに引き込まれたことで完成された奇跡の映画だったと思います。
しかし、彼女がワンダーウーマンを初めて演じたバットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生からはや数年。彼女の活躍にも目が慣れてきて、個人的には驚きが薄れつつありました。そういった意味で前作より満足度は低かったです。もちろん彼女の圧倒的美貌とカッコいいアクションシーンは今作でも健在、いやそれ以上の魅せ方で圧倒されました。しかし、物語の方が個人的にハマりませんでした。今作はタイトルにも入っている80年代風の世界観に沿った物語構成になっていたと思います。そんな物語の中で異端として存在したものが今作の実質的ヴィランのなんでも願いの叶う石です。最初出た時はドラゴンボールの神龍かな?なんて思いましたが、それすら上回る恐ろしい物でした。その石に魅了された石油王を目指すマックス、誰の目も引く魅力と力を手に入れ力に溺れるバーバラ、スティーブとの再会で失っていた愛に再び触れ、執着するダイアナetcと人間の本音が垣間見えるお話でした。石の出来る限界がわからなかったことで少し理解に苦しむ展開になっていたこと、スティーブとの絡みが長すぎて間延びしている様に感じたこと、アメコミ映画の代名詞であるアクションシーンが後半の本当のクライマックスまで持ち越されたことなどが前作程の満足度に繋がらなかった原因かなと思いました。
ラストを見る限り次回作もありそうな気がするので、楽しみです!
総評
アメコミをそのままに実写化した様な作品。好き嫌いが分かれそうだなと思った。バーバラはアメスパのエレクトロを思わせるの様な同情系ヴィランだなぁと思った。スティーブのコメディシーンは面白かったが、少し長いかなとも感じた。
何より、ダイアナの今作の成長が今後のDCEUの作品にどの様な影響を及ぼしていくのか想像するだけで楽しくなる。
次回作も期待です。

Y K