劇場公開日 2020年12月18日

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「世界平和と初恋の人、どっちをとるか⁉️」ワンダーウーマン 1984 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0世界平和と初恋の人、どっちをとるか⁉️

2021年1月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

TCX / DOLBY ATMOS で観賞。

アバンタイトルはナイスバディなアマゾネスたちの運動会。
某テレビ局の「SASUKE」も一人づつ挑戦するのではなく一斉スタートする競技形式をやってみたらどうだろうか…と思ったりした。

相変わらずガル=ワンダーウーマンは美しい。
ガルは1985年生まれだから、ご本人が生まれる前年が物語の舞台。
ちなみにスカヨハが1984年生まれで現役ブラック・ウィドウだから、ガルでもう1本くらいはワンダーウーマンを撮ってくれるだろうか。

さて本作、こんな訳の分からない話をよく1本の映画に仕上げたものだと感心する。
願いをかなえる石を使っての悪だくみは、なかなかの思いつきだ。
が、その後のひっちゃかめっちゃかは、解釈に苦しむ。怒涛の勢いで状況を悪化させ、理屈など気にさせない手法だ。
脚本がちゃんとあるのか疑問に思うほど。
でも、我々はワンダーウーマンが見たいのだから、そんな事は大目にみる。

アバンタイトルでは出てこないが、タイトル明け早々に強盗退治で勇姿を見せてくれるのは嬉しい。前作はワンダーウーマンの姿で登場するまでが長かったから。
スーパーマンよろしく、ワンダーウーマンも街の人々を助ける小間目な活動をしているのだ。
そういえば、ワンダーウーマンが遂に空を飛翔する場面はスーパーマンを彷彿させた。
時代背景も相まってか、物語全体のテイストも、レックス・ルーサーと戦うスーパーマン(イリヤ・サルキンド製作)に近い感じがした。

頂けないのはクライマックスの金の鎧だ。
美しいおみ足が隠れてしまって、非常に残念。あの鎧を着けた効力がそれ程あったとも思えなかったし。

今回はワンダーウーマンが傷つき血を流す場面が見られる。むき出しの肩や腕の傷は痛々しかった。
スティーブ・トレバーに一途なところは泣かせる。
次があるのかどうかは知らないが、ガルの間はこの路線(ラブ&ファンタジー)でお願いしたい。

最後のリンダ・カーターのゲスト出演には、『チャーリーズ・エンジェル』のジャクリーン・スミス以上に感動した。短い台詞があったので、吹き替えは由美かおるさんでお願いしたい!(吹替版未観賞)

kazz