劇場公開日 2018年5月18日

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「狼だって空を飛べるハズ」ランペイジ 巨獣大乱闘 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0狼だって空を飛べるハズ

2019年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

萌える

 宇宙ステーション内でのパニックからポッドに乗って脱出する女性宇宙飛行士、そして爆発、ウィルスがまき散らされるというシークエンス。序盤の展開だけでお腹いっぱいになりそうな、そんな面白さを詰め込んだ内容。もちろんロック様の白いゴリラジョージとの愛嬌たっぷりの手話にほのぼのさせられ、巨大化してからはFBIやら軍やらが憎たらしくなってくる展開なのです。パニック中心となってからでも「クズ同士は協力しあう」といった格言を信じ、ラッセルだってロック様に協力するし、人間関係も面白い。

 ハリウッドでは怪獣映画が量産されていますが、特撮王国日本の影響を受けたというよりは、この映画に限ってはまさにアメリカ産の『キングコング』の影響があるのでしょう。手のひらに人間を乗せたり、ビルを登ったりと、ジョージの仕草には明らかにキングコングのようなシーンもあるし、もしや最期には!と、ラストを想像して涙の準備さえしてしまいました。

 ギレルモ・デル・トロがオスカーを取ったことによって、今後も怪獣映画が増える予感のするハリウッド。昨年はこの映画も『パシフィック・リム』の続編も見に行けませんでしたが、とにかく今後は映画館で観たいものです。

kossy