劇場公開日 2018年4月28日

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「まるで寓話の様な、また風刺画の様な。さらに哀愁まで漂う。」ザ・スクエア 思いやりの聖域 カメさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まるで寓話の様な、また風刺画の様な。さらに哀愁まで漂う。

2022年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.2
他者への先入観や異物の排除。人間社会では当たり前に行われている他者への差別を、利他主義を用いて批判と肯定を見せつけられる。
それぞれのシーンに力があり、惹きつけられる。この物語から何を学ぶのか。まるで寓話のような、また風刺画のような。さらに哀愁まで漂う。
パーティ会場でのあの余興の一幕。いったい私は何を見せられているのだろう。見る側もあの会場にいた人達と同じ様に、緊張し唖然とする。あの光景はまだ忘れられない。

カメ