ウォーキング・ウィズ・エネミー ナチスになりすました男のレビュー・感想・評価
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知らなかった。見てよかった。
ハンガリーにドイツが来てユダヤ人を迫害する。ユダヤ人を多く助けたユダヤ人の話。
主人公のこと以前にハンガリーの立場や何があったかなど全然知識がなく見た。
この場にいて、ユダヤ人を助けたいと思った時、正しい行動はなんだろう。
見ててどうにかできないか考えても、答えは分からなくて、もし勇気があっても街の人に何ができるのか。
数人匿うとか。逃すとか。個人でできるのは対処療法しかなくて、根本的に変えるにはどうしたら…。
主人公は勇気があり自分ができることをした。ユダヤ人を救うために行動し続けた。
なりすますのは大胆で思いついてもなかなかできない。
私は見た目で見分けつかないけど、実際ナチスも見分けついてないのか…?
髭とか服のスタイルでわかりやすい人もいるけど、わからない人もいる?
人が酷い目に遭う。たくさん亡くなる。
誇張したり演出があるわけじゃないけど、緊迫感や恐怖が伝わってくる。あっさり殺してるのがどうしようもなさを感じさせる。
つらくなって涙が出る。
捕まって辱めや拷問されるならいっそ一思いに…。と思うところがいくつか、でも死にたいわけじゃない。
主人公の俳優はドラマ ロビンフッドの主役で見たことあるのを思い出し、この映画も似てるところがあって、彼にピッタリだと思った。
うん、
みんな当たり前に英語を話してる違和感はこういう映画あるあるだけど、制服を着てなりすますまでのくだりが長かった。
緊迫感もあったけど、安易に制服着てなりすまして敵と渡り合うのが、「やりすぎ」な感もあった。
顔バレもしつつ、さらに身分証とか所属とか突っ込まれたらどーすんの、って。
ソ連が攻めてきた時は制服着たまま死んだフリしたり仲間も撃たれてるありさまだし。
最後の子供が飛び出て話しかけるのも、、、なんだかなあ、「アホか」としか思えんかった。
最後の結婚式での新郎のあいさつも声小さすぎないか、とか(笑)
無謀でありながらも、でも、これも実話に基づいてるようで、それはそれですごいな、と。
それにしても、銃がないとなんもできんのか、という時代はつらい。
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