劇場公開日 2018年11月30日

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「☆☆☆★★★ ノベライズ版は読了済み。簡単に。 ノベライズ版を読ん...」かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★ ノベライズ版は読了済み。簡単に。 ノベライズ版を読ん...

2018年12月4日
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☆☆☆★★★

ノベライズ版は読了済み。簡単に。

ノベライズ版を読んだ時に、有村架純が元キャバ嬢とゆうのがちょっとだけ引っ掛かっていた。
彼女の幼顔とまんまるタヌキ顔から、キャバ嬢のイメージが湧かなかったので…。
しかし映画ではその辺りの設定は語られてはいなかった。
僅かに、修平との出会いの時に着ている服装や濃い化粧。それに、先生役の桜庭ななみの年齢を当てるエピソードで、それとなくわかる程度に抑えていた。

いわゆる、1つの家族モノ…と言えるのだろうか。
派手なアクションシーン等は無く(当たり前だ!)CGバリバリな映像も無い…って……あ?一箇所だけ明らかなCG場面が有った。
あの事故の場面。そこはあまり触れない方が良いのかな〜…と。
ノベライズ版を読んでいても、何となく「ここはCGが使われるんだろうな〜」との予想は出来ましたが(´-`)

そんな派手さとは無縁だけに、「だから日本映画なんて!」と言われてしまいそうですが。ちょっと待ってくれ!…と。
ノベライズ版を読んていて、「これならば、かなりの確率で良作になる予感がする」と、読んでいて思っていました。
その理由として。義理の父親役を演じるのが、國村隼と知った上で読んでいた…とゆうのが大部分を占める。

あの顔。あの声。あの風貌にあの人間味。

社会の底を何とか生きている仮の母と息子。お互いに支え合いながら、細々と繋がっていたものの。ちょっとしたボタンの掛け違いから事件が起こり。でもまた最後には、そのボタンの糸は太い糸となり、新しい家族として再生されて行く。
それを同じ屋根の下に住み、近くから見つめているのが國村隼。
日本映画ファンならば、義理の父親を演じるのが國村隼で有り。その演技の質を知るだけに。どんなハリウッド大作が相手であっても、肩を並べる程の作品になるだろう…と。

終盤、國村隼が親子3人の思い出の場所で有村架純に感謝の言葉を掛ける。
それまでも、國村隼が2人を見つめる数々の場面が有っただけに。日本映画らしさに溢れた場面が展開され。更にその後の【親子電話】の「明日は…」のセリフと、修平の携帯の或る部分を修正し。翌日、【息子】との「…要らなかったね」「そうだね!」のやり取り。
ノベライズ版でもグッと来る場面でしたが、映画ではよりウルウルとさせられる良い場面でした。

だからこそ言いたいのが…。

こうゆう日本映画の地味なところが実に良いんだよ〜!…って( ˘ω˘ )

とは言え。ノベライズ版を読んでいないと、多少の説明不足と思える箇所もチラホラ。
例えば、桜庭ななみが何故未婚の母を決意するのか?や。後半の《半成人式》は、桜庭ななみの代わりに着任した臨時教師の、勇み足が原因なのだが。その辺りの詳しい説明が無いので、学校行事の様に見えてしまうところ等も有ったのは、正直に記しておかないと…とは思えました。

それにしても、桜庭ななみちゃんが未婚の母を演じる時が来るとはなあ〜(。-_-。)

2018年12月3日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン7

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松井の天井直撃ホームラン