「いろいろ込みで中身のある映画」ローマンという名の男 信念の行方 okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いろいろ込みで中身のある映画

2019年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

熱のある演技、やっぱりそこに目が行ってしまう作品。何十年も法に埋もれて生きた人間、をいかに表現するか、みなり風体言動までディティールにこだわって演じたのが伝わってくる。デンゼルのその旁らコリンファレルも締まりのある演技をしている。
そこはよしとする。

信念を持ち続けた男が一度はそれを捨てる、そこを描くわけで実のところ物悲しい内容ではある。その転換が数日の出来事として描かれるので、展開が早急な印象。人生の半分以上で揺るぎなかった信念が一連の出来事で果たして崩れるのか、説得力に欠けるような。。

とか言いつつ、非常に共感したりもした。ちょっとしたずれのせいで、あとはどんどん逸れていってしまう、そんなことって、ある。しかし、結局は回帰してしまう(しようとする)。

とか、いろいろ込みで中身のある映画。

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okaoka0820