劇場公開日 2018年6月15日

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「情操教育」ワンダー 君は太陽 うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0情操教育

2019年1月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

知りもしない他人を悪し様に言う人が沢山いる世の中に、他人をちゃんと見て理解する事を考えられる作品。

主人公オギーは生まれた時から顔にハンデを持ち、隠すために宇宙服のヘルメットを被っている。
学校に行かず自宅学習を行っていたが、両親は社会と向き合う選択をし、学校へ入学させる。
当然、奇異な顔のオギーは「モンスター」等と苛められ、辛い学校生活が始まる。

そんな中、初めて出来た友人ジャックと交流するが、他の友人と話すジャックの言葉に傷付き、交流を絶ってしまう。

物語を追っていくと、友人たちや家族の心の推移を独白による形で説明させ、見えない想いや他者を理解して繋がっていく事の大切さを伝えてくれる。
幼い主人公にイジメっ子まで含むその友人たちを通して、相手をよく見て理解し、個人個人が戦っている問題を助け合えるような生き方を皆が出来れば…と。

ボロボロと涙を流す作品では無いが、汚ない世の中に慣れた大人には、心のデトックスとして観る事を勧めたい。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)